eternally13 ページ15
部屋に入り、
嵐6人の写真を見て辛くなる。
こんな気持ち、デビューの頃以来。
みんなの顔を見て辛くなるなんて。
昔は、嫌いで苦しかった。
今は、みんなが大好きで苦しいよ、。
写真立てを、パタンと、見えないように倒す。
スマホを見ると、通知が1通。
A 「翔くん、」
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お疲れ様です。
今日のロケ地の近くに
Aが好きなブランドを発見。
限定のハンドクリームが
売ってたから、メンバー分買ってしまいました。
今度会った時渡します。
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翔くんがハンドクリームを持って、
にっこり笑っている写真が1枚送られている。
A 「ふふ、」
私の今日の反応を見て、気を遣ってくれてる翔くん。
本当にこの人は、優しい。
____________
ありがとうです。
限定品知らなかったから嬉しい！
いつも、本当にありがとう。
___________
返事を送ると、すぐに既読がつく
____________
とんでもないです。
ご飯屋さんの予約、
取れたので詳しい情報送ります。
確認よろしく。
楽しみにしてます。
____________
メールとかLINEになると、
急に丁寧語が増える翔くん。
楽しみにしてます。
その一文が嬉しくて、ずっと眺めてしまう。
pppppppp....
急になる電話、
A 「もしもし、ニノちゃん？」
ニノ「あーお疲れ。今大丈夫？」
A 「うん、家だよ。」
ニノ「ちょっと外出てこれない？」
A 「え、なんで？」
ニノ「いま、ヒナと飲んでんのよ。」
A 「関ジャニの？」
ニノ「そうそう。
どうせ1人で落ち込んでるんでしょ。あなた。」
超能力者みたいに、すぐ私の気持ちを察する人。
A 「落ち込んでないよ、笑」
ニノ「いいから来なさいな。
詳しい場所、今送るから、じゃ！」
A 「え、ちょ、、」
一方的に切られる電話。
もう、強引だなあ。
でも、、
1人で今はいたくない気分だったし
今日は、ニノに甘えよう。
支度をして、
ニノから送られてきた場所に向かう。
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作者名：樹 | 作成日時：2021年8月29日 19時
