57. 謝らなくちゃ ページ13
さとみside
.
.
カ「じゃあ、準備も出来たことだし。行こうか」
理事長が俺たちを理事長室にある転送魔法陣に招く。
驚く俺たちに、理事長が笑って言う。
カ「普通は専用の転送魔法陣なんてないんだけどね。Aが作ったんだよ」
カ「いざという時はカイトの部屋に逃げ込むからってね」
.
.
新規の魔法陣を作って転送するよりも、既存の魔法陣に転送する方がずっと楽なのは当たり前だ。
だが、そもそも自力で魔法陣を作って転送できる能力者の方が少ない。
カ「今回がその、“いざという時”だったんだろうね、僕がいる場所の周りには厳重に結界が張ってあるから基本的には安全だし」
自分が死ぬかもしれないあの状況で、俺たちを1番安全な場所に送ったのか...アイツは。
.
.
ジ「とりあえず、馬鹿にしたことを謝らなアカンな」
莉「そうだね」
こ「うん」
少ししんみりした空気のまま、魔法陣に七人が乗る。
ジ「………せまっ」
さ「おい」
ジ「させん」
くすくす、と笑い声が広がり、ほんの少し空気が和らいだ。
カ「じゃあ行くよ」
全員が頷く。その顔には皆、強い意志が宿っている。
.
.
カ「《転移》！」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 263人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ねころん。(プロフ) - ゆーさん» あらららら……とりあえずティッシュを……！！そしてもう一周読んできてください！(？)ありがとうございます！ (2022年11月18日 16時) (
レス) id: feedd75a93 (このIDを非表示/違反報告)
ねころん。(プロフ) - ネコ日和。さん» ありがとうございます！自分の作品で泣いていただけるとは……！笑 今の自分の文体に合わせて作品の修正なども行っているので、その過程で番外編も書くかもしれません！その時はぜひよろしくお願いします〜！ (2022年11月18日 16時) (レス) id: feedd75a93 (このIDを非表示/違反報告)
ねころん。(プロフ) - ろりぽっぷ。さん» ありがとうございます！気に入っていただけて嬉しいです！！事情により界隈から離れておりますが、またいつか書いた時にはまた読んでくださいね！ (2022年11月18日 16時) (レス) id: feedd75a93 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - いいお話、ﾋｯｸ、すぎて、ｸﾞｽﾞ、涙が、ｸﾞｽﾞ、出てきて、ｸﾞｽﾞ、止まら、ｸﾞｽﾞ、な、ｸﾞｽﾞ、いんですけど、ﾋｯｸ、どうしたらい、ﾋｯｸ、いです、ｸﾞｽﾞ、か？ (2022年11月9日 18時) (レス) @page38 id: 2307c0fefd (このIDを非表示/違反報告)
ネコ日和。 - 初コメです…！今もう涙で視界がぐわんぐわんしてます。主人公の生き様も、亡き親友の言葉も、全部刺さりました。番外編とかめちゃ見たいっす！！仲良くなった6人とか見たいです！！とっても楽しませてもらいました🤗 (2022年8月15日 21時) (レス) @page38 id: 18b130b5d8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
