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No side









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イマイチ言葉の意味を理解していなさそうなAの様子に苦笑したシエナに、Aの呟きが届く。









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「……さっきのアドバイス、後で考えてみます」


Aがゆっくりと顔を上げ、二人の視線がぶつかった。









「とどめは、入りますか?」


シ「そうね、頼むわ」


「……最後に、ここで貴女と話せてよかった。誰にも言えなかった私の思いを、貴女になら何故か話せる気がしたんです」


その言葉を聞いたシエナが、今までに見せたことのない、柔らかく優しい笑みを浮かべた。









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「あなたとはもう少し、違う立場で出会いたかった」


シ「……いいえ、この立場で出会ったからこそ、貴女はあたしにその話を出来たんだと思うわ」


「確かに、そうかもしれませんね」









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「《具現化・氷拳銃(アイス・ハンドガン)》」









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ゆっくりと形作られた冷たい氷の銃口が、シエナに向けられる。


「ありがとうございました……シエナ」


シ「こちらこそ、ありがとう、A」









キィィン……、と氷が弾ける音が広い建物の中に響く。


ゆっくりと倒れていくシエナ。


倒れた亡骸に手を合わせ、微かに微笑むA。









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「……本当に、ありがとう……」


そう呟き、そのまま崩れ落ちる。


Aも、既に体力は底を付いていたのだ。









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ねころん。(プロフ) - ゆーさん» あらららら……とりあえずティッシュを……!!そしてもう一周読んできてください!(?)ありがとうございます! (2022年11月18日 16時) (レス) id: feedd75a93 (このIDを非表示/違反報告)
ねころん。(プロフ) - ネコ日和。さん» ありがとうございます!自分の作品で泣いていただけるとは……!笑 今の自分の文体に合わせて作品の修正なども行っているので、その過程で番外編も書くかもしれません!その時はぜひよろしくお願いします〜! (2022年11月18日 16時) (レス) id: feedd75a93 (このIDを非表示/違反報告)
ねころん。(プロフ) - ろりぽっぷ。さん» ありがとうございます!気に入っていただけて嬉しいです!!事情により界隈から離れておりますが、またいつか書いた時にはまた読んでくださいね! (2022年11月18日 16時) (レス) id: feedd75a93 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - いいお話、ヒック、すぎて、グズ、涙が、グズ、出てきて、グズ、止まら、グズ、な、グズ、いんですけど、ヒック、どうしたらい、ヒック、いです、グズ、か? (2022年11月9日 18時) (レス) @page38 id: 2307c0fefd (このIDを非表示/違反報告)
ネコ日和。 - 初コメです…!今もう涙で視界がぐわんぐわんしてます。主人公の生き様も、亡き親友の言葉も、全部刺さりました。番外編とかめちゃ見たいっす!!仲良くなった6人とか見たいです!!とっても楽しませてもらいました🤗 (2022年8月15日 21時) (レス) @page38 id: 18b130b5d8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ねころん。 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年8月5日 15時

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