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最強な、彼ら。 ページ3

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わいわいと、教室の外で騒がしい声がする。

「やったー!ついに!」
「戦闘実践でそんなに喜ばないでください……」

その声の正体は、我が学院の【王子様】たち。最強と謳われるパーティ《すとぷり》の6人だ。


学院成績ツートップのさとみ、ななもり。
学院最年少にして《2個持ち》の莉犬、るぅと。
そして、彼らと同じく2個持ちのころん、ジェル。

能力一つ持ちは基本当たり前、それでも強力な能力を持っているものは天才だなんだと持て囃される。
そんな世界で彼らは、ひとつであっても強力な能力をふたつ持っているという、所謂「人生勝ち組」のような部類に入っているのだ。



「2個持ち、ねぇ……。何がいいんだか」



私の能力は【エンジェル】。



この世の全ての能力を人並み、否、それ以上に使いこなせる。
ついでに自分が欲しいと思った能力は創り出せる。



……もはや天使というより創造神的な感じがするのは気の所為だろうか。







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そんな禁忌と言っても過言ではないほどの能力を持っている私は、その能力をひけらかしSSクラスに入学した——訳ではなく、適当に弱そうな能力を作り出しこの学院の入学試験を受けた。


【雪月華】という、雪を降らせ温度を下げるだけの、なんの役に立つのかもわからない能力。
ただしこの能力も本気を出せば吹雪で視界を遮ったり、挙げ句の果てには惑星一つを絶対零度にし、凍りつかせるなんてことも可能だ。
もちろん、試験で本気を出す気などさらさらない私は、試験部屋の温度を1、2度下げて終わりにした。




おかげさまで【最弱】のレッテルを貼られ1人しかいないEクラスに無事入学。







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授業もテストも宿題も何も無い。毎日学校に来ればそれでいい。





それから、許可なしでの能力使用は認められない。弱いやつが学院にいると思われてはダメだから。




こんな楽な、というか暇な学院生活、あるだろうか。
せめて能力使用くらい認めてくれたっていいじゃないか……能力だって使わなければ鈍るものだ。私だって偶には思いっきり能力を使ってみたいし。








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「……よしっ、」




仕方ない。こうなりゃあの人の所へ直談判だ!









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キャット(プロフ) - くまくまちゃんさん» あらまぁ僕は神じゃないよ髪だよw (2020年7月21日 17時) (レス) id: b14926060a (このIDを非表示/違反報告)
くまくまちゃん(プロフ) - キャットちゃん神かもしれない← (2020年7月20日 18時) (レス) id: 8a3f9ddf1c (このIDを非表示/違反報告)
キャット(プロフ) - くまくまちゃんさん» あら、くまちゃんだー笑 わかりました、頑張ります! (2020年7月19日 13時) (レス) id: b14926060a (このIDを非表示/違反報告)
キャット(プロフ) - ユウラリさん» コメントありがとうございます!わかりましたー!! (2020年7月19日 13時) (レス) id: b14926060a (このIDを非表示/違反報告)
くまくまちゃん(プロフ) - あのっ!面白いですっ!大好きですっ!!!A希望ですっ! (2020年7月19日 10時) (レス) id: 8a3f9ddf1c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ねころん。 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年1月11日 14時

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