白銀の彼女は能力者〈stpr〉

17. 暗殺 ページ19

A side







「王！この城が襲撃されています！すぐに避難を！」


「バカな。ここの警備は国内一じゃぞ？誰が破れるというのだ」


私らです。てかバカはどっちだ。









「王！本当なんです、敵の目的はおそらく王の命。早急に避難を！」


「だからわしは大丈夫だ。そもそもなぜわしが殺されなければならんのだ？」


お前が諸外国に喧嘩売りまくったりあまりにも絶対王政的な支配をしてるからだよ、アホが。


『…………ったく』







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『知りたいなら教えてあげるよ？なんで私達が貴方の命を狙ってるか』


心の中でツッコむこともめんどくさくなったので、バコン！とドアを吹っ飛ばして中に入る。


「なっ.....誰だ貴様は！」


『ごめん用があるのはキミじゃない』


短剣を向ける従者の首を魔法で跳ね飛ばし、また王に向き直る。









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『貴方が行った国民への仕打ちや諸外国への差別的発言、取引の不正行為等々、全部バレたんだよ。だから私達に依頼が来た』


「なっ、なんなんだお前は！このわしに無礼を働く気か！」


『私はストロベリー騎士学院所属のA。無礼というか、暗殺………のつもりだった』


「す、すとろべりー？」


『知らなくていーよどうせすぐ死ぬし』


「は…………？」


『さっきも言ったけど今回の私の任務。貴方を殺すこと』







せめて苦しまないように殺ってあげる。


騒ぐ王を見ながら呟いた。







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『《水流剣》』


水を纏った剣が具現化し、手の中に収まる。








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『バイバイ』









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