白銀の彼女は能力者〈stpr〉

13. 再会 ページ15

A side








『うぅー、やだなぁほんと』


壁の影に隠れ気配を消して、わちゃわちゃしている6人を見つめる。









『やだやだやだやだ合同任務とかやだぁぁぁ.......』


だってあいつら絶対強いじゃん！？


しかもさとみいるじゃん！？


気まずいじゃん！！









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「なーに一人で百面相してんの」
『カイト……』


後ろから覗き込んでくる、幼なじみ。




「ちゃんとやらないと明日からSSクラス入れるよ？」
『わ、わっかりましたよやりますよもう……』






．









こんの腹黒理事長め。職権乱用だぞ。








『おはようございます、みなさん』


脅されたので仕方なく、6人の前に立つ。







………すっごい驚いた顔するじゃん。なに？







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「なんでお前がいんの」
「え、え、え？もしかして....」
『はい、もしかしなくてもそうですね。ランクなしソロパーティ《奏》メンバーのAです。今日の合同任務、よろしくお願いします』


できるだけ丁寧に、挨拶をする。








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「足引っ張るくらいなら帰ってくださいよ？」
「ま、死なれても俺らは知らんけど」
「僕らにとってはそっちのが好都合だし？」


あら格下に辛辣。端から死ぬ気ないんでいいですけど。







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「.............」


そしてさとみ。あんたは睨むな睨むな。怖いんだよ顔が整ってるからさらに。









「ちょ、みんな......」
『ご心配なく、自分の身くらいは自分で守ります』



嫌味をぶつけてくる彼らを見据え、言葉を放つ。









あーー、さっさと任務終わらせて帰りたい。









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