最悪の思い出 ページ11
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「どうしよう……」
前にも後ろにも、なんなら上空にもモンスター。完全に囲まれた。
ヤバイ。とてつもなくヤバイ。
非能力者の私では、絶対に太刀打ち出来ない相手。
でも、
「なんとかしなきゃ……」
ふたりとはぐれた私が悪い。戦わなきゃ。震える身体を叱咤して、モンスターと向き合った。
————————
「……うぅぅぅやっぱり無理……！！誰か助けてーー……！！」
勇気を出したからといって、力が強くなるわけはない。無力で非力な幼い頃の私は、ただただ叫んだ。声の限りに。叫んだら余計に相手を刺激するって、そんな当たり前のことをわかっていても、叫んでいた。それしか、できなかったから。
そのときだった。
「……《誰か助けて》……！！」
突然、私の声に、力が籠る。
言霊とか魔力とか、そういった類のもの。私にはそんなもの、備わっていなかったはずなのに。
「んえっ、……へ……？」
そして同時に力が漲ってくる。今までの自分が嘘だったかのように。
—————これなら……！！
「《炎舞》」
咄嗟に思いついたのは、親友が得意とする炎の魔法。
私を取り巻く魔力が炎に変わり、モンスターたちを焼き尽くしていく。
「……はぇ……すっごい力だ……」
カイトとサトミに教えなきゃ。
やっと釣りあうようになったよ、って。
やっと、あなた達と肩を並べられるよ、って……
「ふふっ、」
手に入れたばかりの強大な力の恐ろしさも知らなければ、もちろん制御の方法なんて知らない。
いうなれば、いつ暴発するか、どんな威力なのか。そういった情報が全く明かされていない未知の爆弾を、突然体につけられたようなもの。
なのに、それなのに、私は。
安易な考えで、サトミに能力のことを伝えて、それで─────
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キャット(プロフ) - くまくまちゃんさん» あらまぁ僕は神じゃないよ髪だよw (2020年7月21日 17時) (
レス) id: b14926060a (このIDを非表示/違反報告)
くまくまちゃん(プロフ) - キャットちゃん神かもしれない← (2020年7月20日 18時) (レス) id: 8a3f9ddf1c (このIDを非表示/違反報告)
キャット(プロフ) - くまくまちゃんさん» あら、くまちゃんだー笑 わかりました、頑張ります！ (2020年7月19日 13時) (レス) id: b14926060a (このIDを非表示/違反報告)
キャット(プロフ) - ユウラリさん» コメントありがとうございます！わかりましたー！！ (2020年7月19日 13時) (レス) id: b14926060a (このIDを非表示/違反報告)
くまくまちゃん(プロフ) - あのっ！面白いですっ！大好きですっ！！！A希望ですっ！ (2020年7月19日 10時) (レス) id: 8a3f9ddf1c (このIDを非表示/違反報告)
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