▽ ページ28
.
Tojyo.Side
『‥‥はぁ‥‥やっぱ無理か』
原田「ちょっと西園！あんたねぇ！！」
「違うんだよ！のぶお！」
原田「え？」
――――――――――
[回想]
「え、言っちゃうの？」
『うん。でも若林くんは多分怒ると思うんだよね。』
「でも‥‥」
『少しでも山上のこと疑いの目で見てほしいんだよね。
若林くん、人を疑うってこと知らなそうだし。』
――――――――――
原田「それ本当なの？」
「うん」
『本人から聞いたから』
「デート行くのどうなんだろうな」
田中「たしかに‥‥。それ若林が知ったら‥‥。」
うん‥‥傷つくだろうな‥‥。
「そんな理由でデートしてるって知ったら、傷つくって言うか‥‥。」
『からかわれてるわけだからさ』
原田「だから西園は本当のこと伝えようとしたのね」
『まぁ‥‥でも結果嫌われちゃったっぽいし』
「しかも山上は明智のことが好きらしくてさ」
原田「そうなの‥‥」
話の途中で蘭が急に「帰る」と言い出した。
「え？送ってくよ」
『いや、大丈夫。東条、若林くんのこと頼んだ』
「は！？おい！蘭っ！！」
田中「自由な奴だなぁ〜‥‥」
まぁ‥‥明智はあんな奴相手にしないだろうけど‥‥。
蘭のことしか興味なさそうだし。
‥‥俺も止めた方がよかったのかな。
でも蘭が言ってたもんな“もし私が嫌われたら東条は若林のことお願い”って。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2740人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ねむ
| 作成日時：2019年5月12日 14時
