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原田は黒板に職業体験場所を書き終え説明する。
原田「えー、古着屋さん、工場、お弁当屋さん、電気屋さん、そしてっ」
パチンッと指を鳴らす。
原田「探偵」
「「「「 探偵！？ 」」」
江口「探偵ってなにやんの？」
原田「探偵は探偵じゃなぁい！」
波賀「え！？マジ！？あの探偵！？」
田中「おう。その探偵」
生徒達がどこにしようか話している中、原田は一番後ろの空席を見つめた。
原田「ね、西園は？」
原田が生徒達にそう聞くと静かになり、席の近い堀江・小松が顔を見合わせた。
堀江「あー‥‥なんか来ないみたい」
原田「えぇ？来いって言ったじゃない」
小松「私達も職業体験の場所決めるから来なよって言ったんだけど‥‥ね？」
堀江「うん。どこでもいいって‥‥っていうか職業体験するかもわかんない」
原田「えぇーそれはまずいんですけど」
田中「あーじゃあ‥‥西園には僕が連絡しときますよ」
原田「‥‥わかった、お願いね」
そして田中が生徒達に「第2希望まで書くように」と説明をした。
牛久保「今週1回も来てねぇーじゃん蘭」
明智「‥‥そーだな」
牛久保「なぁ」
堀江「ん？」
牛久保は後ろの堀江の方を向いた。
牛久保「蘭なんで来ないの」
堀江「ん〜、うちらもわかんないんだよね。
ずっと連絡取れなくて心配してたんだけど‥‥」
小松「今日の朝だよ！久々に返信きたの。ね？」
堀江「そうそう」
牛久保「そうなんか〜」
なにか考えている表情をしていた明智。
そんな牛久保達の会話を聞いていた東条。
その東条を横から見ていた若林。
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作者名：ねむ
| 作成日時：2019年5月12日 14時
