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コツコツ＿＿
体育館の真ん中を堂々と歩くあの人。
そしてそのまま登壇し、マイクを手にすると‥‥。
「どうも。原田です。」
サングラスを取り、「原田」と名乗った男。
２年３組の担任だ。
原田「私はあそこに座ってらっしゃる校長先生に呼ばれて来たんですけどぉ」
その発言に教師も生徒も困惑する。
東条「あれがうちの担任？」
明智「‥‥」
東条「マジ？(笑)やばいおじさん来ちゃったじゃん(笑)」
ざわざわする生徒。
「静かにしろ！」と教師が叫ぶがなかなか静かにならないのが高校生だ。
原田「はーい！はいはい！
あのねぇ、今人が喋ってるからねぇ？」
東条「あのねぇって(笑) だってオネェ言葉じゃぁーん！(笑)」
東条が原田を小バカにするように原田に向かって言うと、それを合図のように「キモイ」「ブス」など吐く生徒。
すると顔色が変わってくる原田。
生徒達はそれに気付かず、笑ってバカにしている。
原田「聞きなさいよクソブス共がぁあ！！」
突然、怒鳴った原田。
マイクを通して体育館によく響き、静かになる生徒達。
原田「あんた達、私見て笑うのは勝手だけどさ、そうやって他人バカにして笑ってるあんた達の方がよっぽどブスだからね？
はい。ニヤニヤブス。
はい。スカしブス。」
原田が笑った生徒に指をさす。
原田「どーせ、上っ面だけ見て世の中全部わかった気でいるんだろ。
ま、そういう授業では教えられない、ていうか考えたこともない、でも人として知っておかなきゃならない事を教えに来たから。あんた達みたいなバカにきっちりお仕置きをして根本から叩き直して「ヤバイおじさーん！」‥‥あぁあ゛？」
東条「先生セクハラしないでくださいねぇ〜？」
原田「やばいおじさん？」
原田はステージを降りて東条の元へ歩き出した。
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作者名：ねむ
| 作成日時：2019年4月24日 20時
