▽ ページ37
.
糸「テスト対策ねぇ〜」
一方、原田の自宅では娘と、娘の元彼安岡と3人でいた。
糸「うちの学校テスト前日に答えまるっと配られて暗記してこいだったな〜」
安岡「そうなの?それほぼカンニングじゃない?」
糸「それでも赤点取る奴いるのよ〜」
安岡「俺赤点なんて取ったことないなぁ〜」
原田「赤点でも黒点でも白点でもいいけどさ〜、
国語で赤点取られて追試とか補修すんのめんどくさいんだよな〜」
なんて教師あるまじき台詞を言う原田。
安岡「赤でも黒でも白でもいい。名言ですね
っ!俺はまた二色で分けてしまった‥‥!!」
糸「サボりたいって言っただけだけどね」
安岡「このっ!東大脳め!!クソッ!クソッ!!俺は!もっとグレーであれ!!」
原田「お前の情緒どこ行っちゃったんだ」
糸「安岡は自分の事追い込みがちだからね」
原田が糸の方を見て頷く。
安岡「そうやって勉強して賢くなったので」
原田「ふーん。自分で言うのか安岡」
安岡「はい。でもまだこうやって教えてもらうことはたくさんあるので!」
原田「教えてるつもりはないけどな安岡」
糸「ま!とにかく!明日から教師として初めてのテストでしょ?なんかちょっと楽しみだね!」
糸が父、原田の隣に座る。
原田「楽しみなのかな〜。教師ってさ色々やること多すぎて疲れるなぁ〜って思ってんだよね」
糸「飽きてんじゃん」
原田「教師ってずっとこんな感じなのかな」
安岡「じゃ!お疲れのビールを!」
原田「お!」
安岡「飲んでもいいですか?」
原田「お前が飲むのか安岡」
安岡が冷蔵庫からビールを取り出す。
原田は机の上に置いてあった薬を手にし水と一緒に飲んだ。
.
2774人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ねむ | 作成日時:2019年4月24日 20時