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放課後
若林に見つからないように女子トイレで隠れていた西園は、しばらく経ってからトイレを出てそそくさと帰ろうとした。
玄関に着いて靴を履着替えようとした時だった。
ガシッと掴まれる腕。
急に腕を掴まれ驚いた西園は、腕を掴んできた人物を見る。
腕を掴んだ犯人は明智だった。
『‥‥なんなんの本当に‥‥いきなり掴まないでよ‥‥』
明智「‥‥ちょっと付き合え」
『‥‥はぁ‥‥』
明智に言われた通り、玄関で誰かを待つ明智に付き合う西園。
『‥‥』
明智「なにするか聞かないんだ」
『‥‥聞かなくてもわかる‥‥』
明智「ハハッ(笑)さすがー」
すると「来た」と小声で言う明智は西園の腕を掴み一緒に連れて行く。
明智「先生」
原田「あら、なに？」
原田を待っていたのだった。
明智「これ見てくださいよ」
そう言って原田にあの写真を見せる。
原田「‥‥」
明智「僕達今ァ、先生を誰が一番最初に辞めさせられることができるかって言う賭けやってるんですよ〜」
原田「なにそれ、やんなっちゃうわ。」
明智「でしょ？」
『私は参加してないんだけど』ﾎﾞｿｯ
明智「先生辞めさせられる経験とかってほら、なかなかできないじゃないですかぁ。」
原田「あぁ、辞めさせられればね」
明智「今すぐ辞めてくれればこの写真、誰にも見せないですけど？まぁ目撃者は俺と西園だけなんですけどね〜。
でももし未成年の教え子を酒の場に連れて行った、なんてバレたら‥‥」
原田「バレたら？」
明智「僕、賭け勝っちゃいますよ？」
『‥‥』
原田「‥‥あらやだ！あたしクビ！？」
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作者名：ねむ
| 作成日時：2019年4月24日 20時
