▽ ページ20
.
黒い大きな布を持った田中と原田が中庭に戻って来た。
原田「川崎！」
川崎「‥‥へっ？」
名前を呼ばなかった原田が、２年３組の全員の名前を呼び始める。
明智達も呼ぶが、明智が引き止め、原田を見つめる。
さらに教師も呼び、全員で黒い布１枚を一気にピンッと張る。
原田「若林！来い！！飛べ！！」
長井「飛べ！？」
若林「そ、そんな布で受け止めらえるわけねぇーだろ！！」
原田「ここにいる連中、なんだかんだ言ってお前が飛ばないと思ってる
あそこでカメラ回してる奴らもな！」
明智達を中庭の生徒全員が見る。
原田「お前が本当はやっちまう奴だってとこ見せてやれ！
でもって、飛んでる途中でカメラにピース！かましてやれ！！」
長井「なに言ってるんですか！！先生！！」
原田「若林！返事！！」
若林は不安と恐怖で下をキョロキョロする。
自分を見ている西園と目が合う。
すると、西園は微笑み、「ガンバ」と口パクで伝える。
若林は心の中で「ガンバって‥‥すごい
原田「若林！！」
若林「‥‥はい」
原田「私がここで受け止めてやる‥‥！！」
全員、「え‥‥」と困惑。
布を持つ者達はぎゅっと力が入る。
若林「っ、うわぁぁぁぁぁぁぁあ！！！」
少し助走をつけて飛ぶ若林がピースをして落ちて来る。
それを原田はニヤッと笑った。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2774人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ねむ
| 作成日時：2019年4月24日 20時
