【King&Prince】キンプリの最終兵器、純白ちゃん。 (ページ27)

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# 聞きたかったことページ27

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ガチャ

『あれ、岸くん。早いね』

岸「お～Aじゃん」

今日は一番早いかなとか思いながら

楽屋に行ってみると、岸くんがいた。

『なにしてたの～』

岸「メール読んでた」

『あ、勝利くんが怒ってたよ。

既読無視するなって』

岸「マジ！？」

『うん』

まぁ、怒ってはいなかったけど。

岸くんの横に座って、私も携帯をいじっていると

横からふわっといい匂いがしてきた。

なんだろうと思って横を向こうとしたら

岸「どうしたん。このピアス」

『玄樹が買ってくれたの』

岸「お揃い？」

『うん！』

「ふ～ん」と気のない返事。

いや聞いて来たのは岸くんだよ？

なんだよその“興味ないです”っていう返事は。

岸「 Aはさ」

『ん？』

私に寄りかかるように体制を変えて座り、

話しかけて来た岸くん。

岸「 ‥‥ちょっ。スマホ一回没収」

『あ、今いい所だったのに』

岸「 Aは俺らとデビューできてよかった？」

『 ‥‥。』

いつもの岸くんじゃなくて、真面目な声で、

でもちょっと自信なさげに聞こえるその声。

岸「 Aは俺らと同じグループになる前に、

別のグループにいたじゃん」

『うん』

岸「その‥‥‥‥嫌じゃなかった？

俺らと活動するってなって‥‥」

多分この話は、岸くんだけじゃなくて

他のみんなも思っていた事なんだと思う。

私と一緒にやってた仲間も脱退したり、退社したりした。

岸「正直に言って‥‥‥ 」

『嫌だったよ』

岸「え、即答！？」

こんな事話すつもりじゃなかったんだけどな、

『でもそれは最初だけだよ。

今じゃみんなに助けられてばっかの

問題児だからさ私(笑)』

岸「 A‥‥‥ 」

『岸くんが思ってるより私はキンプリが大好きだし、

みんなと一緒にいるのが一番楽しいよ。

だからね、岸くん。

私はこのメンバーでデビューできてすっごい嬉しいよ』

岸「 ‥‥‥A～！！！！」

『 ‥‥‥えっ』

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