＜完＞僕は使用人に恋をした【月山習】

３０食目~過去回想 ページ31

松前「ほら、もっときびきび動きなさい」


あ「松前スパルタ〜…」


叶「お前が新入りだからだろ」


あ「うっさいな!!」


叶「はっ!!煩いのはお前だろ!!」


あ「叶が一番騒いでるじゃん!!」




月「おや、仲がいいね」


あ「習さま!!」


叶「習さま!!こいつ煩いです!!」


あ「はぁ!?うるさいのはそっちでしょ!!」




松前「二人とも煩い!!」



叶・あ「「すいません」」





．．．．．．．．．






あ「……はっ」






あれ？私……




寝てたのか…






あ「……夢…か」






嫌な夢だったな〜…前半のほうは



後半たのしか…そうでもないか





あ「色々あったな…今まで」





思い返してみれば、大変だった




叶と大喧嘩したり、松前に怒られたり…



習さまには、いつも優しくしてもらって…








あ「おとうさま、おかあさま……





私、幸せだよ…」






マリーゴールドを見るたびに思い出す



習さまが言ったこと




きっと私は、あの人がいなかったら







もう、ダメになってた








だからこそ、尽くしたい



忠誠を誓い、守り抜く






あの人のためなら、どんな罰だって背負える




どんな罪であろうと、背負える









ことのとき私は



このあと、あんなことになるとは思ってなかった

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