お姉ちゃんなんて…大嫌い

Part12 ページ18

しかして…どうすれば良いものか…。
さっき深海先輩に噴水に引きずり込まれ
制服がびしょ濡れに。
このままじゃ帰れないし…どうしよう。

そんな事を考えていると、薔薇が降ってきました。 …ん?薔薇?

?「Amazing…☆」

『!!?』

今度は、誰!!?

奏汰「あっ。わたる〜」

深海先輩が呼ぶ。わたる…?誰だろ…?

渉「これは、これは奏汰。相変わらずですねぇ」

うわっ…これまた美青年が…。

渉「貴女が噂の転入生さんですね?私日々樹渉と
申します。以後お見知りおきを☆」

『あ…はい…』

何なんだろ、ここの学校の人キャラが濃い…。
てか、薔薇って何処から出してんだろ。
不思議だなぁ。

ボーっとそんな事を考えていると
日々樹先輩が

渉「転入生さん制服がびしょ濡れでは、ありませんか。このままでは風邪を引いてしまいますよ」

あっ、軽く忘れてた。 突然薔薇を散らしながら
来た先輩に呆気を取られてしまい、今の状況を忘れてた。

渉「私がマジックをお見せ致しましょう…☆」

と言い突然視界が真っ暗に。

え?何が起こってるの?
と次の瞬間。

『え!?』

今まで濡れてた制服が…濡れてない…?

『えっと…ありがとうございます…?』

渉「ふっふっふ。喜んで頂けて何よりです。
転入生さん。お名前伺っても宜しいでしょうか?」

『椎名Aです。こちらこそ宜しくお願いします。』

渉「ふふふっ。さぁ奏汰。着替えに行きましょう☆Aさん。失礼します☆」

奏汰「Aさん。またみすあそびしましょうね〜」

去っていく2人に手を振り私は、近くのベンチに腰を下ろした。

今日は、色んな事があるなぁ…。
個性的な人もいて。あんず良くやって行けるよね。流石だわ。

あんずは、私には出来ない事を簡単に出来てしまう。私は、いつも羨ましいと思ってた。

ボーっとしていると
遠くから声が聞こえた。

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