金田一少年の事件簿獄門塾殺人事件2 (ページ3)

今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:14,918 hit

47話ページ3

＊
・

一「そう。その消しゴムが心理誘導だったんですよ」

堂島「えっ？」

一「A。お前分かるだろ？」

貴方「え？…あらかじめカンペを床に落としておいて、それを先生に見つけてもらうために誰かが消しゴムを転がした」

式部「誰か？」

一「ああ。月光ロッジにいると信じ込んだ理系組のリンとメイ。
そして、中屋敷を自殺に見せかけて殺した共犯者もう1人のスパロウもこの中にいる。
それが誰かは、あっちに書いてあるよ」

そう言ってお兄ちゃんが行った場所は、チョークが置いてある部屋だった。

お兄ちゃんは、棚の戸を開けた。

一「リンが殺された本当の現場はここだ」

美「あっ…チョークの箱のセロハンがあいてる」

一「リンが開けたんだよ。氏家先生が取りに行かせたチョークは、この箱から出されたものだったんだ。ここ、太陽ロッジのね。
そしてほら、これを見てくれ」

お兄ちゃんの言ったほうを見ると、さっき見たのと同じで117と書かれてある。

式部「117これは？」

・
＊