金田一少年の事件簿獄門塾殺人事件2 (ページ1)

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45話ページ1

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リー「つまりその後の三つの事件は、この思い付きに合わせただけのカモフラージュだ」

一「そう後付けでね。『木の葉を隠すなら森に隠せ』ってやつだよ」

堂島「氏家先生。あなたが？」

氏家「素晴らしい想像力だがそんなの全部、君の憶測だろう。それに生徒たちは、自分から教室を出て行ったんだぞ」

リー「いや授業中、リンにチョークを取りに行けと命じたのはあなたでしたね」

氏家「じゃあメイは？彼女は、先に問題を解いて出て行った。自発的にだ」

リー「確かにそうだ。しかし、あの時の試験問題は高校生が解くには、かなりの難問だった。
なのに彼女は、たった10分で全問解いてさっさと出て行った。妙だとは思わないか？」

氏家「解答用紙は、リー刑事にも見せたはずだ。彼女、自分の力で全問正解してた。
どこが妙なんだよ」

リー「トリックは、問題用紙のほうにあったんだ。恐らく彼女の問題用紙にだけは、答えが分かるヒントが書かれていたんだろう。
うまく彼女が教室から出て行けば後は、問題用紙だけを処分してしまえばいい」

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