金田一少年の事件簿 獄門塾殺人事件

7話 ページ7

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リー「香港の九龍財宝で逮捕されたラン。覚えてるか？」

一「もちろん。リーさんの妹だもん。元気ですか？」

リー「ああ。そのランがあの事件の計画を立てたのは、地獄の傀儡師と語る日本人だったと告白したんだ」

一「地獄の傀儡師？」

美「傀儡師ってなに？」

竜「人形を操る大道芸人を昔そう呼んでたようです」

美「へー」

貴方「そうなんだ」

リー「本名、高遠洋一。犯罪芸術家を名乗る、逃亡中の国際指名手配犯だよ。数日前、この小包が俺の所に届いた。開けてくれ」

リーさんはお兄ちゃんに小包を渡した。

お兄ちゃんがリーさんに言われた通り箱を開けると、人形が入っていた。

お兄ちゃんは人形を取り出した。

一「うーわー。なんだこりゃ？」

美「気持ちわる〜」

竜「悪趣味ですね」

貴方「なんかもっといい人形なかったのかな？」

竜「先輩」

竜二は、箱の中に入っていた手紙をお兄ちゃんに渡した。

一「日本、獄門予備校、合宿、死、ゲーム、金田一 一？俺の名前がある」

リー「ここ数年、アジアのあちこちでこれまでなかったような異常犯罪がいくつも起きている。密室殺人。…容疑者全員のアリバイ。何かのメッセージのような異様な殺人現場。これらの裏には、高遠の存在があると言われている」



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