No.26 ページ26
【MASAKI】
智「そしたらね、すぐしょうくんのコートのなかだったの…。
しょうくん、さととかずがよんだら、にこってわらって…。」
和「しょうちゃんがしたじきのまま…、おちちゃった…。
しょうちゃん、ときどきくるしそうなこえなの…。」
智「しょうくんのおかお、あかくなってた…。
どろって、ちが…。」
和「しょうちゃん、さいごまでかずたちのことだっこしてくれた…。
たいらになって、そしたらしょうちゃんのちからがなくなって…。」
智「さとたちも、ゆかをゴロゴロしたの…。
あ！ってなって、しょうちゃんのとこいったら…。」
和「しょうちゃん、かずたちのほうみてるのに、めがあわないの…。
にこって、わらってくれなかった…。」
智「こわ、かった…。
ママみたいに、いなくなっちゃうって…。」
和「しょうちゃんに、いなくなってほしくない…！
もう、おそらはいやなの…！」
智「さとも、やだ…。
ママもしょうちゃんも、かみさまがつれてくの…？そんなの、やだよ…！
かみさまなんて、きらいだもん…！！」
…この子達は、自分の母親が死んでしまったことを知ってる。
ちゃんと理解してる。
それに、翔ちゃんが危険だってことも分かってしまっている。
2人が言う通り、神様って残酷だと思う。
なんでこの2人を選ぶのかな。
誰も選ばなくたっていいじゃない。
誰も悲しまない方がいいよ…。
なんで…、なんで翔ちゃんが…。
もう十分翔ちゃんは辛い思いをしたでしょ…？
どうして神様は許してくれないの…？
言い切って体力がなくなったのか、気を失うように眠った2人。
2人の手足にも、サポーターが付けられてる。
でも、それだけで済んだのは翔ちゃんが自分の身を呈して守ってくれたから。
俺、翔ちゃんにちゃんと言わなきゃ。
自分の奥さんには言えなかったけど…、ちゃんと目を見て伝えたい。
2人を守ってくれてありがとうも、ひどい怪我させちゃってごめんなさいも…。
ちゃんと伝えたいんだ。
それに、まだまだいっしょに生活していきたい。
ねぇ、神様。
もう許してよ。
俺の奥さん奪ってったんだから…。
双子の母親を奪ってったんだから…。
2人目のお父さんのことは連れていかないで。
俺の大切な友達を連れていかないで…。
…翔ちゃん。
お願い…。
戻ってきて…。
また嬉しそうに笑ってよ。
またリスみたいに食べてよ。
また…、素敵な詞を作ってよ…。
まだ、一緒にいて…。
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智宮SK(プロフ) - (名前)ゆぃ@あらしっくす←さん» コメントありがとうございます！そう言って頂けて、嬉しい限りです。色々な試練もありますが、暖かく乗り越えていけるようなそうな作品にしていきたいと考えております。これからもどうぞよろしくお願いします！ (2019年1月20日 15時) (
レス) id: 5c0a0b0fa2 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ゆぃ@あらしっくす←(プロフ) - 智宮SKさん、いつも更新楽しみにしています！設定も内容もものすごく良くて、本編の方もこちらの方も大好きです。語彙力低くてすみません(笑)これからも更新楽しみにしています！陰ながら応援しています。 (2019年1月20日 0時) (レス) id: 8d153c8151 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くろしば | 作成日時：2019年1月6日 1時
