No.19 たいせつなそんざい ページ19
【SHO】
ある晴れた、冬の日だった。
俺はその日、どうしても手が離せなかった相葉ちゃんに頼まれて双子のお迎えに行ったんだ。
相葉書店で新作の本の納入があって、相葉ちゃんも伊野尾くんと生田くんも忙しそうにしてたから、俺が買って出たってわけ。
夕方、坂を下って幼稚園に向かう。
この間5歳になった2人は、ゆり組の年中さん。
担任は、再び風間先生。
だから、2人も安心していつも楽しそうに幼稚園に行ってるよ。
風間先生のこと、大好きだからね。
それに、秀明くん、准一くん、波瑠ちゃん、さとみちゃん、趣里ちゃん…。
2人の話の中に登場するお友達もたくさんいるからね。
2人と仲良くしてくれて、支えてくれるお友達もいっぱいいてくれるんだよ。
俺もね、その子達と話したことあるけど、とっても優しい子達だった。
素敵な人たちに囲まれてるって、とっても幸せな事だよね。
風「智くん、和也くん！！
櫻井さんお迎え来てくれたよー！」
智和「はぁーい！」
元気な声が聞こえて、いつもの様に和也くんを智くんが支えて歩いてくる。
最近、前よりもかなりスピードが上がってね？
早くこっちに来られるようになったんだ。
櫻「おかえり、智くん、和也くん。」
智和「ただいま！」
風「…あ。
ごめんね、智くん和也くん。
ちょっと先生、櫻井さんにお話があるから待っててくれる？」
智和「うん！」
2人がちょこちょこ歩いて離れていったのを見送って、風間先生が口を開く。
風「すみません、お待たせして。
今日子供たちには配ったんですけど…。
来月、お母さんの会っていうのをやるんです。
去年の時は相葉くんが一人で来てくれたんですけど…。
やっぱり、1人だと手が回らないし、男一人だしですごくバタバタしてたんです。
だから、もしご都合が宜しければ…。」
櫻「多分…行けると思います。
来月は特になかったはずなので…。」
風「本当ですか…！」
櫻「はい。」
風「良かった…。
あの人、無理して笑うから…。
櫻井さんがいてくれたら、安心できるかな…って。
ありがとうございます。」
風間先生は嬉しそうな顔で頭を下げてくる。
櫻「え、いやいや、そんな…！」
風「ほんとに良かった。」
櫻「いや…、むしろ、俺で大丈夫なんですか…？」
風「もちろんですよ！」
…なんて。
話してる時だった。
？「きゃあっ！！」
？「かず！
っ、やめろ！」
聞き覚えのある声が響いたのは。
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智宮SK(プロフ) - (名前)ゆぃ@あらしっくす←さん» コメントありがとうございます！そう言って頂けて、嬉しい限りです。色々な試練もありますが、暖かく乗り越えていけるようなそうな作品にしていきたいと考えております。これからもどうぞよろしくお願いします！ (2019年1月20日 15時) (
レス) id: 5c0a0b0fa2 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ゆぃ@あらしっくす←(プロフ) - 智宮SKさん、いつも更新楽しみにしています！設定も内容もものすごく良くて、本編の方もこちらの方も大好きです。語彙力低くてすみません(笑)これからも更新楽しみにしています！陰ながら応援しています。 (2019年1月20日 0時) (レス) id: 8d153c8151 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くろしば | 作成日時：2019年1月6日 1時
