転生したら推しが殺し屋になってたマジ卍８[stpr]

発狂358回目 ページ24

ななもり。side


爆破音が聞こえた
ただそれだけだった
このパーティーでは狙われるのは必ずと行ってもありえるのに、俺はAを守れてない



な「その子を離せ。さもないと撃つ」



ﾊﾞｧｧﾝ!



足元に撃たれる
そして、銃口が気を失ったAのこめかみに



？「捨てろ」



Aの命が最優先
持っていた銃を捨てる



ﾄﾞｶｧｧｧｧﾝ!!!



男のいる方面にあるボイラー室で再度大きな爆発が起こる
煙で周りが見えなくなる



な「みんな！大丈夫！？」
ジ「そんな事より今はAや！」



煙が失せてきて、周りが見えるようになる



こ「いない……」



男ごと消えた
俺達の方に気配は何一つなかった
つまり、男は爆発した方へ消えたと



莉「っ！！」
さ「莉犬！？何してんだよ！？」
莉「俺も行くんだよ！Aを取り返しに！」



火の中に飛び込もうとする莉犬君を力ずくでさとみ君が止める



な「とりあえず、外に出よう。このまま俺達が火に飲み込まれたら元も子もないよ」



6人で外に出る
すぐに車で屋敷に戻る
外に出て周囲を探してみても、Aの姿は見当たらなかった



な「るぅと君ところちゃんは、ホテル内とその周辺の防犯カメラのハッキングをお願い。ジェル君と莉犬君はメールが届いてないか確認して。さとみ君は俺と一緒にAのGPSの確認をお願い」



俺の部屋でみんなに指示をどんどん出していく
Aが着ていたドレス、あれには小型のGPSがついている
あの男ですら、本人も気づかない
それくらいわずか



る「なーくん、全ての防犯カメラはもともとハッキングされていて何もわかりません。でも、画像が差し替えられていたのは一部でした。その道を辿っていけば、どこに行ったかわかるかもしれません」
ジ「なーくん！見つけたで！」
莉「このメール！住所と待ってるの一言だけのメール！」



見せてもらえば間違いない
あの男からのメール



さ「なーくん！GPSが動いてない！」
な「さとみ君、どういうこと？」
さ「ホテルから動いてないんだよ！」
こ「それって、その場から動いてないってこと？」
な「それじゃおかしんだよ。Aが近くにいる事を察知すると、俺のスマホに通知が入るようにしてある」



あのGPSはドレスに後付けしているわけではない
GPSを入れるために発注したもの
どうしよう…
……でも、ここで考えられるのは1つ



な「ドレスを……着ていない…？」

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