転生したら推しが殺し屋になってたマジ卍７[stpr]

発狂322回目 ページ37

Aside


さ「セクハラじゃねぇよ。お前知らねぇのかよ」
壱「知ってるよ、兄弟だってね。でも、ここではあくまでも教師と生徒の関係だろ」



口喧嘩は先輩の方が一枚上手みたい
……さとみ君の腕広げる行為自体もおかしいけどね？



壱「それに、お前もやってんだろ」



そう指差したのは昨晩つけられまくった赤い花
例え方完璧っすわ……(((殴



さ「それは俺だけじゃない」
壱「他の兄貴達にやられたのか？」
さ「そうだから離せ」
壱「俺、まだ先公よりつけてないから」



そう言うと思いっきり首元に噛み付いてきた



壱「ｶﾌﾟｯ…ｼﾞｳｯ…」
『いった…！』



噛む力が強い
いやいや冗談抜きで痛いっす



さ「お前やめろ！」



どうにかして引き剥がそうとするさとみ君
ここで手を出さないさとみ君は本当に偉いと思う



ｺﾝｺﾝｺﾝ



扉が激しくノックされる



「桃瀬先生大丈夫ですか！？」



何人かの先生が来てくれたようだ



「手伝ってください！お願いします！」



ぞろぞろと入ってくる
やっと口の外れた先輩も、入ってきた先生達に捕まる
解放された私はその場に崩れ落ちる



さ「っぶねぇ……大丈夫か！？」
壱「離せッ！！」



先輩がまだ暴れている中、さとみ君は私をギリギリのところで支えてくれたよう



何故か体に力が入らない
少しクラクラする



さ「俺はこの子を保健室まで連れて行くので、そちらは頼みます」



保健室の先生までが駆けつけて来ている



保先「わかりました、その子の処置をお願いし
ます」



いや普通は男に任せんやろ
兄妹ていう都合のいい設定使われたじゃん



「何があったの！？」
「さっき先生達があっち行ってたもんな…」



さっきの2人の口論中に授業は終わったらしい
廊下には沢山の生徒がいる



さ「ごめん、道開けて！」



「あの子、文化祭でライブやってた1年生じゃない？」
「あの桃瀬先生の妹って言う！？」



誰もいない保健室の扉を勢いよく開けてベッドの方へ
優しくベッドに降ろされて、カーテンを完全に閉められる



ｷﾞｭｯ



優しく抱きしめられる



さ「もう……心配させんなよ……」



声が震えてる



『ごめんね……また迷惑かけちゃった……』



私も背中に腕を回す



さ「お前は悪くねぇ……ごめんな、すぐに助けに行ってられなくて……」



すいません、二言失礼します
心配させんなって言ってお前は悪くねぇってどうゆーことやねん
謝るくらいなら昨晩の事もうちょい反省しろや

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