転生したら推しが殺し屋になってたマジ卍７[stpr]

発狂289回目 ページ4

Aside


颯「僕、Aちゃんの事好きなんですよね」



颯人様がそう発してから、どれだけの時間が立ったのだろう
2.3秒だったかもしれないし、何十秒だったかもしれない



る「…………へ？」
颯「僕、Aちゃんに一目惚れしたんです。初めて出会って、その姿を見て、その声を聞いて……胸がキュンと鳴いたんです」



ポエムでも言っているのかこの男は



る「だ…だからAを……」
颯「そうです、だからAちゃんを誘ったんです。大丈夫ですよ(笑)変に手を出したりしませんから」
る「……まず、行かせるつもりはありません」
颯「じゃあ、これは主からの命令」



これでどうかという顔をしてくる
本当にムカつく



る「………」
颯「…ほら、そろそろ仕事に戻った方がいいんじゃないんですか？」



向こうは完全に僕の事を嫌ってる
……まぁ、僕も嫌いだけど



る「Aには、すぐに変な虫がつくんです。だから行かせたくないんです」
※変な虫には颯人様も含まれている
颯「確かに、Aちゃんは実年齢より大人に見えますからね。そんな事は想像がつきます」
る「わかってるのなら、尚更連れて行かせませんよ」
颯「もちろん、Aちゃんに他の男はつけさせませんよ」
※他の男にはるぅちゃんも含まれている



……まぁ、Aも遊びたいだろうし、今回だけはこっちが折れるとしよう
すると、僕の腕を掴んでいた手を離す



颯「じゃあ、僕は先に戻るので……」



僕も屋敷内に戻ろうとする



颯「それじゃあ、………

　 _____お義兄さん_____」



は？(殺意)




-----------------------------------
Aside


ずっと1人で仕事をしていると、だんだん寂しくなってきた
さっきは、私の事心配してくれていたのに強く言っちゃった…
るぅちゃんもずっと戻ってこないし…



『あ〜〜〜！もう！』



思わず壁に突っ伏してしまう



『はぁ……』



るぅちゃんに……謝らなきゃな……



『るぅちゃ……お兄ちゃん！』



中庭の方に、颯人様とるぅちゃんがいるのが見えた
るぅちゃん大号泣してるし…
遠すぎて何を言ってるのかはわからないけど、決して仲の良い話ではない事は確かだ



『あ…』



るぅちゃんがキレた
とゆーか殺気が…
何の話をしたら殺意が出てくるんだ？

発狂290回目→←発狂288回目

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す