転生したら推しが殺し屋になってたマジ卍 [stpr]

発狂18回目 ページ20

Aside


『ごちそうさまでしたー』




クレープはすぐに食べ終わった
食べ終わったクレープのゴミを捨てにゴミ箱の前に行くと、1人の小さな女の子がいた
5､6才くらい……かな……?
辺りをキョロキョロしている



『(もしかして迷子なのかな…？)』



そんな事を考えていると、女の子の目がうるうるし始めた
あ……
そう思ったときにはもう遅かった



女の子「うわぁぁぁぁん」



はいマジか！
この子迷子なんだろうな……
よし、一緒にお母さんとお父さんを探してあげよう！

女の子を驚かせないように、ゆっくりと近付いて、しゃがんで話し掛けた



『お嬢ちゃんどうしたの？』



女の子「ままぁぁ」



泣きながら、こっちに抱き付いて来た
おぉぅ……



『お嬢ちゃん、もしかして迷子？』



私がそう聞くと、女の子はコクリと頷いた
か、か、可愛い……
天使だ……


『そうなんだ……ねぇ、お嬢ちゃんのお名前は？』



女の子「はる……。ままがきせつのはるだよって、いってた……」



『そうか……春ちゃんだね……。可愛いお名前だね。』



私がそう言うと、春ちゃんはぱぁっと笑顔になった
ぱぁっとだよ！？
ぱぁっと！
可愛いわ！



『あと、春ちゃん。春ちゃんは、今日誰とここに来たの？』



春「うーんとね、ままときたの！ぱぱはきょーはおしごとっていってた！」



うわぁー
土日にお仕事ですかー
凄いねぇー



『じゃあ、ママとはどこではぐれちゃったの？』



春「んーとね、あそこの本屋さん」



『それなら、そこの本屋さんに行こっか。抱っこする？』



春「うん！」



って事で近くの本屋さんへ




---移動中---




春「おねえちゃん、ここ！」



私の服の袖を掴んでそう言った春ちゃんは、私の腕から抜け出そうと動き出す



『ねぇ春ちゃん、ママってどんな服を着ていたのか覚えてる？』



春「んー…………わかんない……」



春ちゃんはしゅんと言った
うぇぇぇぇ……
どどどどうしよう…………



『んー、これじゃあ、放送で呼びかけて貰うしか………』



春「ねぇねぇ、ほうそーってなに？」



おぅ………
そうか知らないか……



『んーとね、放送って言うのは、春ちゃんのお母さんはここに来てくださーいってお呼出しをする事』



お願い伝われ
語彙力永眠の私でも伝わってくれ



春「うん！それじゃあ、はるもそこにいって、お呼出しして貰う！」



『よし、それじゃあ行こっか』



案内所は確かこの近くだよな
とりまそこ行くか

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