甘いｷﾐとの始まり。-Part.2-【名前変換】 (ページ37)

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Sweet...87 ページ37

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裕翔「よーし、ｺｺなら落ち着いて話せるね。」

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まだ掃除が終わったばかりで、誰もいない

図書室。

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裕翔「Aちゃんが教室に来るなんて

びっくりしちゃった。」

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裕翔先輩はそう言うと、近くの椅子に座り、

その隣に座るようにポンポンと叩く。

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静かな図書室だから、自分の鼓動がうるさいのが

余計に感じられた。

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裕翔「Aちゃん。」

あ「ﾊｲ?」

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裕翔「嫌だったら言わなくてもいいけど…………

昨日、泣いたのって…………幸せすぎて、じゃないよね。」

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そう、違う。

悲しくて泣いた。

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あ「あの、裕翔先輩…………」

裕翔「ん?」

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言わなくちゃ。

言うために、わざわざ教室に来て…………

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「あ、裕翔だ!」

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図書室のﾄﾞｱが突然開き、女の子が数名入ってきた。

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「裕翔もここで勉強して帰るの?」

裕翔「いや、俺は別に…………」

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「だったら、帰る前に一つ教えて!」

裕翔「いや、でも……俺、この子と……「いいじゃん、1つだけだし。」

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裕翔先輩が困った表情で、私を見てくる。

こんな顔されたら…………

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あ「私は大丈夫です。」

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そう言うしかなくなる…………

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