甘いｷﾐとの始まり。-Part.2-【名前変換】 (ページ17)

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Sweet...67 ページ17

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涼介「Aちゃん?」

あ「あっ……すいません。」

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涼介「いいよ、ﾎﾞｰｯとしてる顔も可愛いし。」

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涼介にそう言われて、頬が桜色になっているAちゃん。

少し悔しかった。

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俺だって、そう思ってる。

ただ、俺より先に言葉にしたのが涼介だっただけ。

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裕翔「Aちゃん、教室に鞄取りに行ったら?

俺も自分の教室に取りに行ったら、迎えに行くからさ。」

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あ「ﾊｲ。じゃぁ、涼介先輩、また。」

涼介「うん、またね。」

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Aちゃんは笑顔で涼介に手を振ると、

教室を出て行く。

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涼介「裕翔、嫉妬したでしょ。」

裕翔「違うし。」

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涼介「いつもは素直なくせに、こういう時は素直じゃないね。」

裕翔「うっせー。」

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涼介「まぁ、そんな裕翔も好きだけどね。」

裕翔「俺、そっちの趣味ないんで……」

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涼介「わかっとるわ!俺だってねぇし。

はー、もう付き合ってらんねぇ!」

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涼介は俺にそう言い放つと、帰っていった。

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俺もAちゃんを待たせてはいけないと、

少し駆け足で階段をのぼり、教室に鞄を取りに行く。

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Aちゃんがいる教室に一歩近づくたびに、

俺の鼓動はだんだんと早くなっているのがわかった。

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きっと、俺……

受験の時でもこんな緊張しないんじゃないかな?

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