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『私はね、まるで自分が正しいかのように、助けられない人なんていないかのように振る舞うその姿が、許せないの。』
なんだ、コレは。
この威圧感。
空気が重く、苦しい。
まるで背筋に氷を、首元に刃物を当てられたかのような緊迫感。
間違いなく今、この世界の絶対は彼女。
抗うことなどできやしない。
『この世界の綺麗なとこだけ見て、汚いとこは見ないふりするこの世界を肯定する彼らは、ホントに正義だと思う？』
「…」
彼女は艶やかに笑う。
『見捨てたのも、蔑んだのも、私利私欲に利用しようとしたのも、全部アイツら。
私から、…いいえ。
私達から自由を奪ったのも、ぜーんぶ。』
どういうことだ。
見捨てた？蔑んだ？利用？
空白の時間に、なにかあったのか？
それにAは「私達」と言った。
複数形。
それに含まれるのは、もしかして…
お前と似た、アイツ。
『ねえ、どうして彼らは笑っているの？
おかしいと思わない？』
ニコリと笑って、彼女は俺の前髪に手を伸ばす。
『助けてくれたのは先生と弔だけよ。
あなた達じゃない』
上等だ。
「それなら俺も、救い出してやるよ」
『え？』
離しかけたその手を取って、思いっきり笑って言ってやった。
瞬間、けたたましい爆発音が鳴り響き、
あたり一面が煙に覆われた。
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あかね - 私の夢主の名前が紅月なので、私は紅月紅月 になってとても驚きましたw (2020年9月27日 21時) (
レス) id: bb192a1a19 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりの少女 - 読んでてすごく面白いと思いました。これからもがんばってください！ (2019年8月6日 2時) (レス) id: e0a9634d23 (このIDを非表示/違反報告)
のえたん(プロフ) - 幸哉さん» コメントありがとうございます！甘い展開というよりかはストーリーメインなので、これからも楽しんで貰えたら嬉しいです！ (2019年5月9日 22時) (レス) id: ee02f97984 (このIDを非表示/違反報告)
幸哉(プロフ) - あれ…？死柄木推しじゃないのになぜか読み進めてしまいます…！ (2019年5月9日 22時) (レス) id: 809d850eff (このIDを非表示/違反報告)
のえたん(プロフ) - akuaさん» ありがとうございます。とても励みになりました(^^) (2019年5月9日 15時) (レス) id: ee02f97984 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のえたん x他1人 | 作成日時：2018年10月28日 15時
