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その男は、くちづけでわたしを乱す。

その男は、浮き出た背骨を丁寧になめる。

その男は、足の指とくるぶしを。






「・・・ああ」






3つの舌が、わたしの肌の上で蠢いていた。




唇をなめ、粘膜を吸う章大さんのそれと。

背骨のひとつひとつをなぞるすばるさんのそれと。

足の指とくるぶしをしゃぶる亮さんのそれと。






「もうゆるして・・・お願い」






裸なのはわたしだけで、彼らはみんな服を着たままだった。

自分のなかのわずかな冷静さが、状況を俯瞰し、この奇妙な光景をわたしの脳に伝えていた。



一般的に性的な刺激を受けとりやすいとされる部分には、まったく触れられていない・・・掠りもしていないというのに。





わたしはもう、すでに壊されているのだと思う。








「お願い、もう・・・やめて・・・」








彼らは応えてくれない。

ただひたすら、時折笑みをこぼしながら、苦悶とも陶酔ともとれる表情を浮かべた______________哀れな少女を見つめ、責めをつづける。

唇と、背と、足首と。





「ほんまにかわいい・・・」




だれかが言えば、




「ああ、見て、べたべたやで、もう」




まただれかが言う。




「このまま溶けてなくなってまいそうやな」





これ以上は、ほんとうに。









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「・・・・・気持ちいい」









戻れなくなってしまう。

そう思った。

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べに(プロフ) - ココナッツさん» うわあああああココナッツさん!ありがとうございますわたしも好きです(T T) (2018年3月14日 18時) (レス) id: c68c31e30a (このIDを非表示/違反報告)
ココナッツ(プロフ) - うわああああべにさんっ!うわああああ…(ワケわからなくてごめんなさい、汗)…好きですっ! (2018年3月14日 15時) (レス) id: d0c3580366 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:べに | 作成日時:2018年3月13日 0時

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