幹部補佐様は今日も赤い花を咲かせる【文スト】【裏切り】

story.26　嘘まみれの教室 ページ31

(ガラッ)


「おっと、」


教室の扉を開けた途端水入りバケツが落ちてくる


「危ない、危ない…」

中也「おい、大丈夫か?」

「ええ、大丈夫ですよ。」

寸での所で避けたから当たらなかったものの、これが先生とかに当たったら退学ものだよ?



ﾓﾌﾞ1「ﾁｯ、」


「…ねぇ、…これを仕掛けた人って…誰ですか?」


私がそう云っても、クラスの人達は無視



ﾓﾌﾞ2「おい、なんで昨日来なかったンだよ。」

「……事情があったので、……先生から聞きませんでしたか?」

ﾓﾌﾞ2「嘘つくんじゃねぇよ!!どうせ虐められるのが怖くて来なかっただけだろ!!」


あー、こういう人メンドクサイ…


魅優『でもねぇ〜、私はAちゃんのこと心配してたんだよぉ?』

ﾓﾌﾞ3「魅優は優しいね。あんな裏切り者なんかに優しくしなくていいのに。」

ﾓﾌﾞ4「そうだよ、彼奴は魅優を傷付けた奴なんだから。」


完全に莉岾さんの異能で操られる…


…洗脳を解くためには、莉岾さんを殺すか……それか、太宰さんに異能を無効化してもらうか…


中也「…いい加減にしろよ、手前等。…これ以上Aを、」

「駄目です中也さん。」



中也さんが怒れば、この教室は愚か…学院全体が崩壊してしまうし…

何せ、それで莉岾さんが死ねば…私の復讐は果たされないし


中也「…ﾁｯ」

中也さんは、少し悔しがって後ろに下がる









そして、何事もなかったかのようにHRが始まったのだ

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