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story.23 「こんなもので私を殺そうとするなんて……幹部補佐も舐められたものです。」 ページ28

夜の時間になれば、其処はポートマフィアの領域になる


ポートマフィアだけではない


其処らにいる普通の犯罪組織達も動き出す



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「………?(誰かにつけられている…?)」



不意に誰かの存在に気付く


「(真逆……莉岾財閥関係の人間……?)」


余り世間に存在を知られていない私は、誰かにつけられる事がない


と云うことは………有り得るのは莉岾財閥関係の人間だと推測できる


大方、あの令嬢に命令されて私の首を跳ねにきた暗殺者だろう


「………出てきたらどうです?」

???「!!」

後ろを振り向けば、黒いフードを深く被った…云わば普通の暗殺者

じゃあ……本気を出して相手する必要はないか…


「…私が気付いてないと思ってました?残念。足音で気付いてましたよ。」

???「何ッ!?…足音は、“異能”で消していたハズ!!」

「あら…貴女【異能力者】だったんですか?ごめんなさい、そうは見えませんでした。」



喩え、異能で足音を消したとしても…私の耳を欺くことは無駄



何せ、超がつく程の地獄耳ですからッ!!←


あ、因みに異能力じゃありませんよ〜
生まれつきです()




「…で?何の用ですか?」


???「…お前の首を跳ねに来た。」


「……誰に頼まれたんですか?」


???「それは云えないな。何しろ、名前は明かすなと云う条件で雇われたもんでね。」


「そうですか。…なら、いいです。
あ、あと…私の首を跳ねる事……貴女には出来ませんよ。」


???「何を云う。お前みたいな一般人でしかも女……この俺のナイフ捌きを受け止められる訳がな…」


シュッ



目の前の暗殺者の腹辺りに……裁ち鋏(ハサミ)が刺さった


???「ーーーッッッ!!!」


声にならない悲鳴をあげて暗殺者は腰を抜かす


「…ペラペラ煩いですねぇ。……私、そういう人……大ッ嫌いなんです。」

というか、こんなものも見切れないなんて……暗殺者なんて云える資格ないですよこの人

それなら断然、銀姉ぇの方が増しですね




「……貴女、莉岾財閥に雇われたんでしょう?なら…莉岾財閥について……何か知ってるんじゃないですか?」


???「ッ、俺はッ…何も!!」

あ、なんだ…

雇われた位だから何か知ってるかと思ったんですけど

「あーあ、期待外れです。……じゃあ、潔く……死んでください。」

手に持っていた“赤いモノ”にナイフを刺せば、その暗殺者は勝手に死んでくれた



暗殺者の側には…赤い林檎が置いてあった

story.24 銀姉ぇと夕食→←story.22 雪見永家夫妻



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紗那(プロフ) - まってむまぁぁぁぁぁぁす (2019年5月13日 18時) (レス) id: e58de47d15 (このIDを非表示/違反報告)
駄菓子@アポロン(プロフ) - 自称:漆黒の人参さん» アアアアアアアアア((( ありがとうございますぅぅぅぅぅぅぅ!!!!(( 受験生なので、返信とか更新遅めですが、頑張りますッッッ!!! (2018年12月24日 15時) (レス) id: 49281b7de3 (このIDを非表示/違反報告)
自称:漆黒の人参 - 悪女を潰せぇぇぇ!卍(^o^卍){ドゥルルr((作品、面白いです。悪女が潰されるのが楽しみです…。更新頑張って下さいね。応援してます!|´・ω・)チラッ 早く悪女を殺っちゃってもいいんですよ?よ? (2018年12月23日 23時) (レス) id: 63cc0aecd3 (このIDを非表示/違反報告)
ユウナ - まってましたァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ (2018年12月6日 21時) (レス) id: f267fe3bd0 (このIDを非表示/違反報告)
紅凜 - 面白いです 悪女よ せいぜい図にのって下さい 最後には財閥潰し(完全に)と悪女の破滅が見たい どうせ犯罪者の一族なら異能特務課にも協力してもらったら いやそれより早く悪女の断末魔が聞きたいです (2018年11月2日 20時) (レス) id: 6cf2837f77 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:駄菓子@アポロン | 作成日時:2018年9月30日 5時

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