story.12 自分で泣き言を言って絶望しているのは、成功を妨げ、そのうえ、心の平安を乱すばかりだ ページ16
「ゴホッ、」
もう嫌だ…
こんな所…早く立ち去りたい…
立ち去りたいのに、足が動かない……
竜夜『皆揃って、何してるのかな?』
「「『竜夜/君!!』」」
私の後ろに、いつの間にか竜夜君が立っていた。
竜夜『…雪見永さん、大丈夫かい?』
モブ1「ちょっと、竜夜!!ソイツは魅優を傷付けたんだよ!!構う必要なんてない!!」
竜夜『……僕は、雪見永さんの味方だ。何を云われたって、君達の側に付く気はないよ。』
魅優『り、竜夜君ッ!!』
竜夜『行こう、雪見永さん。君のお兄さんが君のことを探していたよ。』
そう云って、竜夜君は私の腕を持って立たせてくれてた。
クラスメートの表情は、一瞬しか見えなかったが怪訝そうな顔をしていた。
莉岾さんに関しては、苦虫を潰したような顔になっていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
竜夜『ごめん…、やっぱり裏切り者にされてしまったね。』
申し訳なさそうに竜夜君が謝ってきた。
「いえ…大丈夫です……。それに、竜夜君のせいじゃありませんよ。…私のせいです。」
竜夜『……否、全て悪いのは…莉岾さんだよ。彼女は罪人だ。クラスメート達を洗脳して…自分を有利な立ち位置に仕立てたんだ。』
「……洗脳?」
竜夜『……彼女も一応、君と同じ【異能者】なんだ。』
へぇ、こんな学院にも異能者っていたんですか…
竜夜『彼女の異能は、【傲慢な眼】。10秒間、相手を見つめると…その人の精神なんかを自在に操れる事が出来る異能だよ。』
「……戦闘異能ではなさそうですね。…なら、目さえ合わさなければ…殺 す事は容易。」
多分…今の私は……殺気に満ち溢れている事だろう…
だって……莉岾さんが憎くて憎くて堪らないのだから………
竜夜『…………………。…あ、あれお兄さんじゃないかな。』
しばらくの沈黙の後、竜夜君が龍にぃを見つけた。
111人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紗那(プロフ) - まってむまぁぁぁぁぁぁす (2019年5月13日 18時) (レス) id: e58de47d15 (このIDを非表示/違反報告)
駄菓子@アポロン(プロフ) - 自称:漆黒の人参さん» アアアアアアアアア((( ありがとうございますぅぅぅぅぅぅぅ!!!!(( 受験生なので、返信とか更新遅めですが、頑張りますッッッ!!! (2018年12月24日 15時) (レス) id: 49281b7de3 (このIDを非表示/違反報告)
自称:漆黒の人参 - 悪女を潰せぇぇぇ!卍(^o^卍){ドゥルルr((作品、面白いです。悪女が潰されるのが楽しみです…。更新頑張って下さいね。応援してます!|´・ω・)チラッ 早く悪女を殺っちゃってもいいんですよ?よ? (2018年12月23日 23時) (レス) id: 63cc0aecd3 (このIDを非表示/違反報告)
ユウナ - まってましたァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ (2018年12月6日 21時) (レス) id: f267fe3bd0 (このIDを非表示/違反報告)
紅凜 - 面白いです 悪女よ せいぜい図にのって下さい 最後には財閥潰し(完全に)と悪女の破滅が見たい どうせ犯罪者の一族なら異能特務課にも協力してもらったら いやそれより早く悪女の断末魔が聞きたいです (2018年11月2日 20時) (レス) id: 6cf2837f77 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:駄菓子@アポロン | 作成日時:2018年9月30日 5時