検索窓
今日:2 hit、昨日:4 hit、合計:5,155 hit

とある貴族の憂鬱。 ページ28

それにしてもまさかマシュー君が二重人格だとは…人は見かけに寄らないな。
あの後マシュー君の鍵も見つけて、改めてこれからよろしくと挨拶わず。そして今はギルベルト君探しなぅ。




『…ってかどこ居るんだろギルベルト君。
朝は教室居たのに…』

「彼なら先程、中庭で小鳥達と戯れていましたよ」

『、っと…中庭だったか。
えーと、ローデリヒ君教えてくれてども』

「いいえ、困り顔をされていた様ですので。
…ところで、質問をしても宜しいでしょうか」

『ほふ?
ウチが答えれる範囲ならいいよー』

「では…貴女がフェリシアーノ達兄弟の姉となったと言うのは本当なのですか?」

『うん。
まあ苗字変えてないしなったのもついこないだだけどね』




詳しくはトップシークレットだけどね。と付け加えれば「そう、ですか…」と目を伏せるローデリヒ君。…あれ、どうしたんだろ。




「……ようやく、まともな方が現れましたね」

『え?』

「貴女の事ですよ。
あのヴァルガス家の人間でまともな方は居ませんので」

『断言されちゃったよ』

「しかし安心しました。
私は訳あって、一時期だけフェリシアーノを家に置いていました。…とてもではありませんが、私の手には負えませんでした」

『え、同い年くらいなのに?』

「それは言ってはなりません、御馬鹿さん。
…しかしあの兄弟に比べれば貴女は幾分かましに見て取れます。ですので安心いたしました」

『えー、そうかな。
そんなに手はかかんないと思うけど。いい子だよ?』

「………」




うっわ、なんかローデリヒ君の目が「この御馬鹿さんが」って言ってる…!
え、なに。なんでこんな目してるの。




『えーと、シアーノとなんかあったの?』

「…ご飯の時間になる度にパスタパスタとせがまれ、絵を描く道具が無ければ家の肖像画に落書きをされました。
そしてとある夜は一夜共に寝て欲しいとも言われました。ええ、言われましたとも…!」

『あらら…それはなんとも…。
でも、それってシアーノがまだちっこかった時の話っしょ?
パスタが大好きなのは相変わらずだし、絵を書くのもことだったんだからしょうがないよ。一緒に寝て欲しかったのって寂しかったからじゃね?』

「…貴女の仰っている事も解ります…。
しかし、彼は…その、幼い頃の顔立ちが中性的な上に声も幼女の様でしたので…」

『……もしかしてメイド服着せてたり?』

「」

『まさかのまさかで踏んずけてたり?』

「」

変わってる女子。P.side→←同居人×2+α。


ラッキーアイテム

白旗


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (6 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
6人がお気に入り
設定タグ:学園ヘタリア , オリジナル   
作品ジャンル:ギャグ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

HOPE(プロフ) - 面白いです!更新頑張って下さい! (2015年3月15日 15時) (レス) id: 4ad3c073b9 (このIDを非表示/違反報告)
暇犬(プロフ) - コメありがとうです!週一で更新するかもなので(多分)よろしくです! (2014年1月27日 14時) (レス) id: 028bc90727 (このIDを非表示/違反報告)
ピノ★ - おおおおおおおおおおおおおおおおお!姉ポジキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!応援してますから☆頑張ってください! (2014年1月22日 15時) (レス) id: acc0b4eecd (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:暇犬 | 作成日時:2014年1月17日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。