愛のタックルとダイビング。 ページ17
ツラツラと書かれた文面。…いやいやいや、ものの1時間で採点結果って出るもんだっけ?まあ合格した事に関しては嬉しいけど。
チラ、とギルベルト君とアクセル君に目をやれば、2人してマジか…!!みたいな顔してた。
『えーと、その様子からして…2人も??』
「ご……ご、合格…!
け、けど何でだ、!?ろくに答えてなかったのに…!」
「…っ、いんやー、こりゃたまげたっぺよ…!」
『ウチとしてはこの短時間で結果出たのに対してびっくりなんだけど』
「ま、取り敢えずは合格したっつー事を喜ぶっぺよー!!」
そう言ってウチら2人にまとめて抱き着いてくるアクセル君。
合格祝いと言う事で打ち上げをしたかったんだけど時計はもう18時を指していて、それぞれの都合が会わずに打ち上げは入学式が終わってからにする事にした。
ちなみにギルベルト君がウチと同じヨーロッパクラス、アクセル君が北欧クラスだった。
柄にも無く鼻唄を唄いながら家に帰ると、玄関を開けて10秒足らずで何かがウチに突撃(激突とも言う)してきた。
ひゅんっ…ごすっ!!
『おぅふっっ!?』
「おめでとう、A姉ちゃん!!
二次試験、受かったんだって?!これで明後日から同じ学校にA姉ちゃんと兄ちゃんと3人で通えるんだね!わぁ〜、すっごい楽しみだよ!」
果たして人に人がぶつかってごすっ!!と言う衝突音が普通聞こえるのかは知らないけど…うん、よく倒れないで立ったままでいられるね、ウチ。
「フェリ、そろそろ離れねーと姉ちゃん気絶するだろコノヤロー」
『うん、的確なフォローありがとうねヴィーノ。
でも姉ちゃんは弟からの愛のタックルは全身全霊をかけて受け取ってるから大丈夫』
「、…ぁ、愛とかバッカじゃねーの!…って何で2人して腕広げてんだよ?」
『さあおいで、ヴィーノ』
「兄ちゃんもやろうよ!」
「や、やる訳ねぇだろチクショー!!」
「よぅし、それならじいちゃんが愛のダイビングを孫達にしてやろう!!」
だんっ!
まあ丁重に回避したけど←
その日の夜は、ウチの合格祝いと称してパーティーしてくれた。
っつーかなんでヴァルガス家はこんなにも舌が肥えてるのだろうか。舌が飢えてるウチがパクパク食べる姿を見てフェリとじーじは終始ニコニコしてたし、ヴィーノからは微笑まれた(その微笑みを目の当たりにして天使に見間違えたのは言うまでもない)。
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HOPE(プロフ) - 面白いです!更新頑張って下さい! (2015年3月15日 15時) (レス) id: 4ad3c073b9 (このIDを非表示/違反報告)
暇犬(プロフ) - コメありがとうです!週一で更新するかもなので(多分)よろしくです! (2014年1月27日 14時) (レス) id: 028bc90727 (このIDを非表示/違反報告)
ピノ★ - おおおおおおおおおおおおおおおおお!姉ポジキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!応援してますから☆頑張ってください! (2014年1月22日 15時) (レス) id: acc0b4eecd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:暇犬 | 作成日時:2014年1月17日 7時