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つーづーきー! ページ17

何かが私の口に入ってきた。

“それ”は私の口の中でにゅるん、と動いて、どんどん喉の奥へと侵入していく。



宿儺の、舌だった。


『んっ、んー!?んー!!!んー……!!(はっ、宿儺ー!?何して………っ、ちょ、り、理解が追いつかない)(絶対言ってない)』


突然の宿儺の行動に理解が追いつかない。


何してんだ、宿儺は。

いや、いや、確かにさぁ、私も口付けしたけど、倍以上だよね威力がさ。いや、宿儺はこう言うやつなんだけど、てっきり殺しの方面で来ると思ってたからこっちの方面はちょっと想像してなかったというか………。


宿儺の体を必死に蹴る殴るしてるが、一向に動く気配がない。抜く気配もない。


というか、どっかで見た構図だな。

宿儺きっと学習しねえなぁこいつって思ってんだろうなええそうですよ!!!


ていうか、いい加減、そろそろ、苦しい……っん、だけど…っ!!

てか、やばい、やばい、吐く、そんな喉の奥まで来られたらさぁ、苦しい、吐く、やば、ぁ……っ…。


その瞬間、ずるるっと舌が抜けた。ようやく。


『ゲホッ、カヒュッ、はっ、はーっ…、おま、はーっ、おまえ、なに、なにしてんの…?ゲホッ、あぅ…、吐きそぉ…。あと、宿儺お前吐く前に舌抜いたろ!!てかこんな吐きそうなくらいまで舌入れんなっての!!』

喉の辺りを両手で抑えながら、宿儺に文句を言う。

生理的な涙が目に浮かぶ。

咳出るしぬるぬるしてたし吐きそうになったしくるしーし、、

『先に仕掛けて来たのはお前だろう。それとも何だ、そんなに吐きたかったのか?それなら今度は、吐くまで舌で喉奥を突いてやろうか?』

ケヒケヒと心底面白そうに私を見下ろしながら言う。

『んん…、ぐうのねも出ない……。なんなの宿儺私が反論できないからってー!!…あと、別に吐きたくは無い…』


ふと宿儺を見上げると、宿儺と目があった。


すると、宿儺は私に背を向け、骸骨から飛び降りどこかへ行こうとした。

『…宿儺?どこ行くの、おーい、宿儺ー?』


やっぱ怒らせてしまっただろうか、と若干の後悔が入り混じる。


『……今日はもう良い、俺は向こうへ行く。お前は勝手に寝てろ』

……どうしたんだろうか、まあ、殺されないのはいい事だけど…。

…拍子抜けというか、心配というか…?


終わり

ーーーー

これ実は(?)宿儺さんAさんが初めて泣いてた?ので動揺してるんですよね。

今まで殺しても泣かなかったので。

伝わるだろうか、この語彙力で……。

泣きまねしてみた!→←キスしてみたー!



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紅炎(プロフ) - どこぞの秋葉さんさん» 初コメ失礼します。めっちゃ好きですこの作品!!!宿儺様尊し…(ノД`)・゜・。無理しない程度で更新頑張ってくださいね!!応援してます!! (2023年2月9日 18時) (レス) @page8 id: e74500ea3d (このIDを非表示/違反報告)
どこぞの秋葉さん - 呪霊さん、教えてくださりありがとうございます!外し忘れておりました、、これからも更新頑張りますね! (2023年1月20日 2時) (レス) id: aca7b7c667 (このIDを非表示/違反報告)
呪霊 - オリフラたってますよ。オリフラ取らないとルール違反になります。お気をつけ下さい。更新頑張って下さいね(^^) (2023年1月8日 15時) (レス) @page6 id: 7ab55173a1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:どこぞの秋葉さん | 作成日時:2023年1月7日 2時

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