暇な日常を取り戻すために宿儺と過ごす！

喧嘩してみた！(ドッキリ) ページ11

『宿儺のこの脳筋ー！！いつも殺すのやめてよ！！もう死ぬの嫌だよ…！！』


『俺が〈暇つぶしになれ〉と言った時お前も了承していただろう。何を今更そんなことを言われなければならぬ？不愉快だ』


はいどうも、Aでございます。


今、私は宿儺と喧嘩をしています。

喧嘩の原因は宿儺が私を殺す事……。













なんてね！！！！！(((


実はこれ、怒ってるフリをしてるだけなんですよね。





いや普通なら怒ってもいいと思うんだけど。
殺されてんだもん。




でもねぇ、ショージキ宿儺がいなかった時の方が苦痛だったから。



今の方が退屈しないし、なんなら楽しいから。



起こる理由なんてないんだよねぇ。
　




あ、Mじゃないっすよ！？



殺されるのだって痛いし、痛いのはやだし…。


でも、なんか、ほら、痛みよりも楽しさ優先してるからかなぁ？



てな訳で、全然怒ってなんかいないわけですね。





で、なんで怒ったフリしてるかと言いますと……。




宿儺の反応が見たかったから！！！




気になるくない？







…というか、さっきから宿儺の視線が痛い。





うゔ……。




そういや私喧嘩とかした時の気まずい空気大の苦手だったわ…………。




それに、相手あの宿儺だし………。





…うぅ、やっぱりやめとけば良かったかなぁ……。





そう思った途端、恐怖と後悔と悔しさでぽた、と私の眼から雫が落ちた。





『…………は？小娘、お前なんで泣いておるのだ？』




宿儺にそう言われ、ようやく自分が泣いている事に気づく。



『……ぇ？私なんでないてるん？』



困惑しながらそう言う。

きっと困惑したいのは宿儺の方だろう。





『…ぁ、そだ、宿儺、ごめん、あれ、殺されるの嫌っていうの、嘘。宿儺と喧嘩したら、どうなるのかなって思って……』





ぽろぽろと溢れてくる涙を鬱陶しく感じながら、私は流れに乗じて宿儺に伝えた。




『……ハァ、それでお前が泣いてどうする、この阿呆め。


…殺る気も失せた、お前はさっさとその不細工な顔を元通りにしろ。不愉快だ』



そう言って私に背を向け、宿儺は行ってしまった。






おこ、られなかった.……？





…あ、いつも殺しても泣かないのにこんな事で泣いたから困惑してた？


呆れてた様に見えたけども…。


……まぁいっか、


ーーーー



ほ、星がまっきっきに……！！

ありがとうございます、
後何だこの終わり方。

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