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有 岡さんと別れ、玄関のドアを開けて中に入る時。
まだ玄関先に倒れたままなのかな…。って、雄也の事を思い出し笑ってしまった。w
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静かにドアを開けると…。
雄也は、まだそこに倒れこんだまま眠ってる。w
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玄関を閉めて鍵をかけて…。
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とりあえず。雄也の履いてる靴を脱がせた。
…。
起きない。w
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もちろん。揺すっても、叩いても、呼んでも起きない。w
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A「雄也?
ここで寝るの?」
雄也「…。」
A「ベット行こ?」
雄也「…。」
A「雄也ぁ…。」
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起きるはずもなく…。
リビングまで引きずろうと、両腕を引っ張った。w
けど、重くて全然動かない。
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雄也の横に座ってしばらく顔を見ていたら…。
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いつもと変わらない寝顔に安心して、泣きたくなった。
「会わなくても平気。」「大丈夫。」って、毎日。自分に言い聞かせているうちに、本当に平気になったと思ってたのに…。
本当は、全然平気じゃないみたい。
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前に雄也が言っていた事を思い出した。
「会えない日が続けば続くほど、俺の頭の中はお前でいっぱいだよ。」
って…。
まさしく最近の私の頭の中は、そんな感じ。
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作者名:グラノラ | 作成日時:2015年6月29日 7時