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大学病院は…。








とても広い。









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案内図を見ても…言葉がわからない。








プラスして、私は極度の方向音痴。








病室にたどり着ける気がしなかった。









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…。








雄也の携帯に電話をしてみた…。









…。









けど、誰も出ない。








…。








有 岡さんの携帯に電話をかけても…出ない。








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…どうしよう。







とりあえず。15階へ。








病室が…1503だから、15階にあるんだろうと…予想し、エレベーターに乗った。







…15階。









15階は…最上階…?








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ゆっくりなエレベーター…。









尚且つ。全ての階に停まり…イライラ。









…。









15階へ行くのは…私ひとりだった。








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降りると…謎の警備員。









何号室に行くの?みたいな感じの質問をされ…。









私は指で数字を表現しつつ…。









「イー…ウー…リン…サン…。(1503)」と、数字を伝えた。








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すると、警備員は首を横に振る。








手元の書類を見て…「ダメダメ。」みたいなジェスチャーをし…。









「戻れ。」と、手で払われた。







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でも…。








呼ばれて…来たのに…。








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警備員が持っているリストに雄也の名前が見えた。









10部屋くらいあるうちの、1503に「Yuya Takaki」と書いてある。









…。









そのリストを指差し…「ここ!! ここに行きたいの!!」って、警備員に伝えると…。








やっぱり。ダメで「ノー!」と追い払われた。









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作者名:グラノラ | 作成日時:2019年11月11日 13時

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