2話 ページ34
智さんは言った。
｢･･････もしかして、働き者？｣
返事の仕方に困る質問だったけど、頷いた。そうしないとおにぎりなんてやっぱりいいって言われそうで。
それに、本当に働くのは嫌いじゃない。
むしろ好きだ。
ちょっと考えた智さんは言った。
｢んじゃ来る？｣
｢･････どこに？｣
｢おいらんとこ｣
･･････。
｢えっ｣
私は驚いて目を見張った。
智さんのところ!?
なんかそれって、嫁に来ないかって聞こえるんですけど！
でも絶対違うと思うから、落ち着け自分って言い聞かせて、詳しく尋ねたら、おいらんとこというのは、お店のことだった。
でも私はテンションが上がった。
それはもしかして!?
｢今から来る？｣
｢お店の開店準備のお手伝いをしてもいいってことですか!?｣
智さんはちょっと驚いていた。
｢やる気満々？｣
｢だって今までダメって言われてたから｣
ここに来た初日からお手伝いを申し込んでいたんだけどずっと断られていたの。
｢だっておいらだったらぜってぇ嫌だもん。朝は寝るもんだしね？ 今まで、無理して嫌々手伝うって言ってるのかと思ってた｣
｢働いた方が気が楽です｣
｢変わってんねぇ･････｣
しみじみ言った智さんだったけど、んじゃもう遅刻だから5分で用意しろよって言われて、大慌てで用意したら、車に乗せてくれて、一緒にお店に連れて行ってくれた。
綾野さんは私の登場に驚いていたけど、歓迎もしてくれて、私は二人の足を引っ張らないように開店準備を手伝った。
この日以降私は、土日の開店準備を手伝わせて貰えることになって、居候の心苦しさからちょっと楽になれた。
土日にキッチンに入らせて貰えるようになると、智さんと過ごす時間が以前より格段に増えた。
早朝一緒に家を出て、店では共に働き、昼過ぎに一緒に車で帰ってきた後は、家でそれぞれの部屋で昼寝する。起きて来る時間もだいたい一緒で、智さんが明日の仕込みをしにまた店に出掛ける夜まで、ずーっと同じ屋根の下で過ごすという生活を二日間続けていたら、ふいに智さんが呟いた。
｢え？ うちら双子？｣
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ao(プロフ) - keiさん» keiちゃんこんにちはー。良かったぁー。問題なしって言って貰えて本当にほっとしたよ。女性がらみの話と暴力的な話を書くときは緊張するの。大多数の人は大丈夫でも、そのうちの何人かが読んでがっかりするのは悲しくて。でもそれを言ったら書けなくなるんだけどね。 (2020年1月15日 12時) (
レス) id: 492f498e0a (このIDを非表示/違反報告)
kei(プロフ) - aoちゃーん(o^^o)次が更新される前にここ読んだけど嫌なとこはほんのちょっとだったしこれ位なら全然問題なし♪智くんに抱きしめられちゃってよかったねぇ〜って思ったり(//∇//)主人公ちゃんの周りには素敵な方がたくさんいていいね♪←例外除くw (2020年1月14日 12時) (レス) id: 348040dd96 (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - keiさん» keiちゃんおはよー。もう読んだかな、忙しいだろうからまだかな。最初に謝っておこう。岳君酷くてごめんよー。しかもはっきりしてない。あ、まだ読んでないかな。すぐまた更新するからね！ (2020年1月14日 9時) (レス) id: 492f498e0a (このIDを非表示/違反報告)
kei(プロフ) - aoちゃんこんにちは〜♪そうか、岳くんそんなにひどいのね^^;;でもそれはもうわかってるので（笑）中途半端なところで終わらないことを祈るのみ♪更新待ってまーす＾＾ (2020年1月8日 11時) (レス) id: 6904188dc6 (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - keiさん» keiちゃんこんにちはー！私も絶対智さんでーす！次回は岳君出て来ますが･･･keiちゃん、岳君許せないって怒っちゃう展開かも。お楽しみにって言えないけど、大事な回なのでついて来て〜。お願いね！ (2020年1月8日 9時) (レス) id: 492f498e0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ao
| 作成日時：2019年12月19日 22時
