5話 ページ42
明るい日差しの中で抱かれるのは初めてではなかったけれど、そう多くもないことだから始めは照れ臭かった。
けれど、スイッチの入った智君は妖艶で、私だけではなく周りの空気もさらうように変えて行くから、すぐに智君しか見えなくなる。
「智君、大好き・・・・・」
「おいらも。・・・・好きだよ」
可愛い可愛いって何度も言いながら、そこかしこに愛の印しを刻んでくれる。
智君に抱いてもらうと、自分をとても愛しく感じることが出来て凄く幸せだった。
行為が終わって一眠りしてしまった私は、起きると再び人間の姿になっていた。
あれ・・・・・・眠っちゃってた。
疲れてるのかな?
でも、好都合だった。
今ならあのことを言えるかもしれない。
「智君、次からもう・・・・・・その、あれは買わなくてもいいよ?」
「へ?」
溶けそうな顔をしてベッドに俯せていた智君は、私の言葉に片目を開けた。
私は羞恥を感じながら、ベッドサイドの引き出しを指差した。
何を指しているか気がついた智君は、言ってることを理解して、両目を開いた。
「・・・・・・なんで?」
私は努めて明るく言った。
「・・・・・・私、赤ちゃんとか出来ないし。不経済でしょ?」
両目を開いていた智君は今度、口まで開けた。
ポカーンとしてる。
・・・・・・いきなり過ぎたかな。
でも切り出し方が分からなくて、これ以外なかったの。
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ao(プロフ) - keiさん» kei様こんにちはー。嬉しいことを言ってくれますね〜。私の書いたお話がいいだなんて、幸せをありがとうございます。萌えちゃう。頑張りたいって思っちゃいましたよ〜。ありがとうございます! (2019年10月8日 14時) (レス) id: 492f498e0a (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - keiさん» keiちゃんこんにちはー。今回の萌はセクシーランジェリーに囲まれた智君の図です(笑)。癒やされた〜。五人全員ホストにさせるのもありだね!?・・・囲まれてみたい・・・。多分私も召される。いや絶対。 (2019年10月8日 14時) (レス) id: 492f498e0a (このIDを非表示/違反報告)
kei(プロフ) - こんにちは。更新ありがとうございます。aoさんの書いたシェアハウス、読みたいです。5人と一緒のシェアハウスなんて最高!しかもそれがaoさんの書いた作品なら楽しみでしかないです。aoさんの作品、全部大好きなので…気長に待ってますので、よろしくお願いします。 (2019年10月8日 13時) (レス) id: a6dd3c2537 (このIDを非表示/違反報告)
kei(プロフ) - aoちゃんおはよう〜^^元カノのことも心配しちゃう主人公ちゃん優しいねぇ。でも心配にもなっちゃうよね。ってか女性下着にまみれてる智君想像したら笑っちゃったわ♪嵐さんがホストやったら召されちゃうわ♪智君やにのちゃんに甘やかされたーい♪ (2019年10月8日 9時) (レス) id: 6904188dc6 (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - ちゅん様こんにちは。癒すことが出来てとても嬉しいです。大満足。今日の更新は萌えと不穏な空気で複雑かもしれませんが、最後までお付き合いのほどよろしくお願いいたします〜。ありがとうございました! (2019年10月8日 8時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ao | 作成日時:2019年9月30日 8時