5話 ページ19
私は胸の中で唇を尖らして拗ねた。
･････智君も男の人なんだね。
この子の深く開いたＶ首の胸元が気になる感じ？
もしかして智君も私みたいにこの子の胸でくつろぎたいとか思ってる？
私がじーっと見ていたら、智君は私から目を逸らしたまま、おもむろに立ち上がると、平静を装った声で言った。
｢チカちゃん、勘定･････｣
この子、チカちゃんって言うの？
･･････動揺してない？
｢あ、お勘定ですね！ お忙しい身なのにお時間とらせてごめんなさい｣
私を抱いたままレジに入るチカちゃん。
智君は恐縮するチカちゃんに柔らかく笑って見せた。
｢今日暇だからいいよ｣
｢お休みなんですか？｣
｢フフ、うん｣
午前中はちゃんと仕事をしてたのに、それは言わない智君。
でもチカちゃんは心配そうにした。
｢久しぶりのお休みだったんじゃないんですか？ ･･････貴重なお休みの日に来てくださってありがとうございます｣
｢よくそう言われるけど、そんな忙しくないからね？ 五人いるからそう見えるだけで｣
｢そうなんですか？｣
･･････嘘ばっかり。
今、特に忙しいのに、なんでもない顔して、いつもそう言うんだから。
｢あっ･････そうだ！｣
チカちゃんは名案を思いついた顔をすると、笑顔を浮かべて言った。
｢お時間あるなら、今からうちの舟に乗って釣りしません？｣
｢･･････ええっ!?｣
びっくりしている智君。
そりゃそうだよね、びっくりするよ。私もびっくりしたし。
ここのところまったく釣りに行けてなかったもの、これは嬉しいお誘いだ。
すごいね!? 智君！
｢今日大野さん、店に行くよって前もっておじいちゃんに連絡くれてたでしょう？ それ聞いて、大野さんがもし午後から暇なら舟に乗せてやりたいなっておじいちゃんが言ってたんです｣
｢マジで!?｣
完全に顔が綻んでる素直な智君。
｢いいのぉ!?｣
あ、これは完全に行く気満々だ。
一方で私はちょっと不安になった。
･･････さっきからチカちゃんの智君を見る目が凄く嬉しそうなの。
･･････もしかしてチカちゃん、智君のこと好きなのかな･････？
ファンじゃなくて、男の人として･････。
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ao(プロフ) - keiさん» kei様こんにちはー。嬉しいことを言ってくれますね〜。私の書いたお話がいいだなんて、幸せをありがとうございます。萌えちゃう。頑張りたいって思っちゃいましたよ〜。ありがとうございます！ (2019年10月8日 14時) (
レス) id: 492f498e0a (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - keiさん» keiちゃんこんにちはー。今回の萌はセクシーランジェリーに囲まれた智君の図です(笑)。癒やされた〜。五人全員ホストにさせるのもありだね!?･･･囲まれてみたい･･･。多分私も召される。いや絶対。 (2019年10月8日 14時) (レス) id: 492f498e0a (このIDを非表示/違反報告)
kei(プロフ) - こんにちは。更新ありがとうございます。aoさんの書いたシェアハウス、読みたいです。5人と一緒のシェアハウスなんて最高！しかもそれがaoさんの書いた作品なら楽しみでしかないです。aoさんの作品、全部大好きなので…気長に待ってますので、よろしくお願いします。 (2019年10月8日 13時) (レス) id: a6dd3c2537 (このIDを非表示/違反報告)
kei(プロフ) - aoちゃんおはよう〜＾＾元カノのことも心配しちゃう主人公ちゃん優しいねぇ。でも心配にもなっちゃうよね。ってか女性下着にまみれてる智君想像したら笑っちゃったわ♪嵐さんがホストやったら召されちゃうわ♪智君やにのちゃんに甘やかされたーい♪ (2019年10月8日 9時) (レス) id: 6904188dc6 (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - ちゅん様こんにちは。癒すことが出来てとても嬉しいです。大満足。今日の更新は萌えと不穏な空気で複雑かもしれませんが、最後までお付き合いのほどよろしくお願いいたします〜。ありがとうございました！ (2019年10月8日 8時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ao
| 作成日時：2019年9月30日 8時
