3話 ページ13
私は盛大に焦った。
すると、智君は幸せそうにクスクス笑いながら言った。
｢うそ｣
｢う、うそぉ!?｣
｢匂いじゃなくて、感触で分かる｣
匂ってなかったんだ！ じゃあ良かった･････ってならないから！
感触で分かるの!? そんなの初めて聞いたよ!?
｢さ、参考に教えて？ ･･････いつもとどう違うの？｣
智君の手がスカートの中に入ってきて、太股を撫でてくる。スカートの上からその手を押さえるけど構わず動く器用な手。
｢柔らかくなってっかな？ あとちょっとしっとりする｣
･･････知らなかった。
じゃあ今までの私のそういう気持ち、全部ばれてたってこと？
私は羞恥で穴があったら入りたくなった。
すると智君はそれを読んだように言った。
｢あ、今まではわかんなかったよ？ 最近だし｣
｢そ、そうなの･････？｣
｢うん｣
頷いて、智君は起き上がると気負いなく言った。
｢やっぱ愛してるからじゃねぇ？ そういうのわかんの｣
智君･･････。
｢しよっか｣
にっこり笑ってキスしてくれようとしたその口元を両手で押さえた。
不思議そうな顔をしてる。
こっちの気持ちがばれてるからか、智君は上からな態度だ。
してぇんでしょ？って目が言ってる。
･･････したいよ。したいです。
でも･･････。
私は智君にお願いをした。
｢･･････お酒、飲んできてもいい？｣
智君は目を見開いた。
恥ずかしかったけど、私は顔を赤くしながらお願いした。
｢今夜はちゃんと一つになりたいの･･････。明日に響いちゃうかな。･･････だめ？｣
智君は驚きっぱなしの顔だったけど、フニャッと嬉しそうに笑うと、私を抱きしめて言った。
｢ダメなわけねぇし。･･････なんでおいらの考えてること分かったの？ 一瞬焦ったじゃん｣
｢そうなの･････？ 飲んで欲しいなって思ってた？｣
｢思ってた｣
素直な告白にキュンと来ちゃった。
｢A、なんでわかったの？ 偶然？｣
･･････あれ？ 会話が反対にループしているような。
さっきは私が智君に尋ねる側だったのに。
私はクスッと笑って言った。
｢智君のこと･･････愛してるから｣
息をのんだ智君は、声にならない声で唸って、私を痛いくらいに抱きしめた。
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ao(プロフ) - keiさん» kei様こんにちはー。嬉しいことを言ってくれますね〜。私の書いたお話がいいだなんて、幸せをありがとうございます。萌えちゃう。頑張りたいって思っちゃいましたよ〜。ありがとうございます！ (2019年10月8日 14時) (
レス) id: 492f498e0a (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - keiさん» keiちゃんこんにちはー。今回の萌はセクシーランジェリーに囲まれた智君の図です(笑)。癒やされた〜。五人全員ホストにさせるのもありだね!?･･･囲まれてみたい･･･。多分私も召される。いや絶対。 (2019年10月8日 14時) (レス) id: 492f498e0a (このIDを非表示/違反報告)
kei(プロフ) - こんにちは。更新ありがとうございます。aoさんの書いたシェアハウス、読みたいです。5人と一緒のシェアハウスなんて最高！しかもそれがaoさんの書いた作品なら楽しみでしかないです。aoさんの作品、全部大好きなので…気長に待ってますので、よろしくお願いします。 (2019年10月8日 13時) (レス) id: a6dd3c2537 (このIDを非表示/違反報告)
kei(プロフ) - aoちゃんおはよう〜＾＾元カノのことも心配しちゃう主人公ちゃん優しいねぇ。でも心配にもなっちゃうよね。ってか女性下着にまみれてる智君想像したら笑っちゃったわ♪嵐さんがホストやったら召されちゃうわ♪智君やにのちゃんに甘やかされたーい♪ (2019年10月8日 9時) (レス) id: 6904188dc6 (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - ちゅん様こんにちは。癒すことが出来てとても嬉しいです。大満足。今日の更新は萌えと不穏な空気で複雑かもしれませんが、最後までお付き合いのほどよろしくお願いいたします〜。ありがとうございました！ (2019年10月8日 8時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ao
| 作成日時：2019年9月30日 8時
