4話 ページ4
先に出た智君の後を追って無我夢中で先生の家に到着したら、そこは和風建築の豪邸で、竹が生い茂る石畳の先の奥まった玄関まで行くと、智君がドアの前で待っていてくれた。
手招きすると、先にドアを開けて入って、後から私を入れてくれる。
智君はとても嬉しそうに笑った。
｢来れたね!? 出来んじゃん。すげぇすげぇ｣
｢智君･･････｣
泣き出しそうな私を見て智君は首を傾げた。
｢どした？｣
｢こ、怖くて･･････｣
智君はポンポンと優しく頭を叩いた。
｢なんで？ 完璧だよ？｣
｢ほんとに･･････？ 私おかしくない･･････？｣
妖怪なのに人間みたいに一人でお出かけしちゃったよ？
ほんとにちゃんと出来てたのかな･････。怪しいとこなかったかな･･････。
誰かにつけられたりしてなかったかな。
｢･･････独り立ちしたいんじゃなかったっけ？｣
その言葉にドキッとして顔を上げた。
智君は困った顔で私を見ていた。
･････覚えていたの？
私が口ごもっていたら奥から本田先生がやって来て私を歓迎してくれたから、それ以上智君とその件について話すことは出来なかった。
本田さんは優しい先生で、人見知りだと公言する割にはお喋りが上手で、でも照れ屋で、智君が好きになる理由がすぐに分かるチャーミングな先生だった。
私を教えてくれるのは本田先生の奥さんだった。
白髪の混じる上品な奥様は、しっかりされているけれど、旦那様に似てやっぱりチャーミングで、すぐに私は好きになった。
｢爺さんの私じゃ、若いお嬢さんは気後れするだろうて｣
そう言って貰えて、私は心底ホッとし、喜んで奥様に教えていただくことにした。あまりにも恐れ多かったから。
でも奥様だってかなりの有段者で、生徒になりたい人が順番待ちでいるというのに、私には月に二回、個人レッスンで教えて下さるというから頭の上がらない思いだった。それもこれも、智君がいてくれるからで、私は改めて智君の凄さに脱帽した。
本田先生の家から帰る時も別々で帰った。でも、行くときよりも落ち着いて帰れたのは自信がついたせいかも。
先に出た私が家で待っていると、智君は１時間くらいしてから桐箱に入ったお酒を貰って帰ってきた。
････すでにほろ酔いに見えるのは錯覚ですか？
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ao(プロフ) - keiさん» こんにちは。そうなんですよね、はしゃいでる二人、物凄く可愛いですよね〜。あんなDVDまたつけてくれないかな。今日はアユハピにしてみるつもりです！移行先でお待ちいたしております〜。 (2019年9月28日 9時) (
レス) id: 492f498e0a (このIDを非表示/違反報告)
kei(プロフ) - 私もデジタリアン大好きです。最近ウォークマンでずっとリピしてて、家でも何度もDVD見てます。カッコいい、かわいい、セクシー、まさにその通りですよね。そしてディスコスター様にはしゃいでる、二宮さんと大野さんに癒されてます。 (2019年9月27日 15時) (レス) id: a6dd3c2537 (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - kikiさん» なんの、なんの。私の誤字に比べたら。過去作品読み返して、昨日も誤字見つけて慌てて修正しました。オンユワマークのやつを二カ所。もし見つけたら教えて下さい〜。 (2019年9月27日 9時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - kikiさん» kiki様こんにちは！マックのコマーシャル、全部秀逸ですよね!?期待を一ミリも裏切らない。次はどんな智君が見られるのか楽しみで仕方ありません。タラッタッターを着信音にしたいくらいです。kiki様もご自愛くださいね！ありがとうございます！ (2019年9月27日 9時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - keiさん» keiちゃんおはよう！うちはオクラを薄く刻んで、めんつゆかけて食べてます。たまにすり胡麻入れたり。オクラで健康維持してます（笑）。今日の更新はラブラブでした。気に入って貰えるといいな〜。 (2019年9月27日 9時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ao
| 作成日時：2019年9月6日 17時
