3話 ページ22
･･････智君は、うわさ通りの細マッチョだった。ダンスで鍛えた身体は、薄いのに筋肉質で、お腹のあたりがバキバキに割れていた。
特筆すべきはその細い腰で、もしかしたら私より細いんじゃないかと思えた。
黒いサーフパンツに柄はなかったけど、首に下げたシルバーのペンダントがお洒落だった。金髪が太陽の日差しに透けて輝き、夏が驚くほど似合ってた。
｢遊ばねぇ？｣
私がいつまでも返事をしないものだから、いつの間にか智君の唇が尖ってた。
｢遊ぶよ？ ･･････フフフ。遊ばねぇ？だなんて、なんかナンパしてるみたいに聞こえるね｣
｢ええっ、ナンパ？ そんなのしたことねぇし。･･････こうやって誘うの？ ･･････つうか、待って？ Aってナンパされたことあんの？｣
焦ってる。
可愛いや。
｢数えるくらいだよ？ 向こうも礼儀みたいなものじゃない？｣
｢え？ じゃあおいらは礼儀知らず？｣
｢フフフ、智君はそのままでいいよ。ナンパとかしなくても集まって来るでしょ？それに･････智君にはして欲しくないかな。私もナンパについていったことないし。なんか怖いでしょ？｣
智君の表情が柔らかくなった。
｢･･････じゃあおいらがナンパしたら断る？｣
智君が？ 私をナンパするの･･････？
智君の綺麗な瞳が楽しそうに細められていて、私が悪いように言わないのをわかってる顔つきをしていた。
悔しくて、意地悪を言って困らせてみたくなったけど･･････やめておいた。
智君には笑っていて貰いたいから。
｢断らない･･････かも｣
智君は吹き出して相好を崩した。
｢かもって何？ それいらねぇし｣
｢だってナンパしてもらってないからわかんないもん。その時の状況にもよるだろうし｣
｢されてみねぇとわかんないの？ その場の流れとか･････雰囲気も重要だってこと？｣
｢大事だと思うよ｣
｢難しいこと言うわ〜･････。 もう黙ってナンパされとけって｣
｢ふふ、うん。･･･はい｣
微笑みあってたら、二宮君が割って入って来た。
｢はいはいはい。イチャイチャすんのはゼロ号線でどうぞ。すぐそこだから。さっきから、そのいろいろツッコミ所の多いラグジュアリーなお姉さんが、あなたから彼氏を紹介されたくて待ってますよ｣
私は慌てて雪江に智君を紹介した。
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ao(プロフ) - peru/旧perutc3010さん» peru様いらっしゃいませ！ やばばいですよ、まったく。意気消沈しまくりです。でも相変わらず二人はラブラブですので今後にご期待くださいませ。ブレイブ堪能しましたよ！ありがとうございました。 (2019年9月14日 8時) (
レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
peru/旧perutc3010(プロフ) - やーばばばいです！そんな大事な日に、なんで月一の女の子の日なの〜(汗)Brave、堪能してください！ (2019年9月14日 0時) (レス) id: 52470abde8 (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - しまかわさん» しまかわ様こんにちは。今日いよいよゲットできるので楽しみです！最終回まで、ほぼノンストップでお届けできるかと思うので、お楽しみに。いつもありがとうございます！ (2019年9月13日 9時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - mizunaさん» mizuna様こんにちはー。ツンツン期、最高ですよね？大好物です！たまに昼くらいに更新する時あるので覗いてやって下さい。ちなみに夕方更新はほとんどないです。大人な内容の時は夜に更新しようかと迷うときもありますが（笑）。 (2019年9月13日 9時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - なおさん» なおさんこんにちは！思わず私もお話読み返しちゃいましたよ。嬉しい言葉をありがとうございます！ニノかっこいいですもんね！いつかまたニノのお話も書ければいいなぁって思います。ありがとうございました。また頑張ってお話作れそうです！ (2019年9月13日 8時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ao
| 作成日時：2019年8月25日 1時
