5話 ページ44
智君は話を変えた。
｢今日の電話、途中で切ってごめん？｣
｢あ、そうそう。大丈夫だったの？｣
｢大丈夫｣
フフって笑った智君は、頭を掻きながら言った。
｢ニノがその電話を後ろで聞いてて、女と同棲してんのかって聞かれたけどね｣
｢そうなんだ。ふーん･･････。 えっ!?｣
私は思わずソファから立ち上がった。
なにそれ！
じゃあ、大丈夫じゃないじゃない！
ピンチだ！ 一番知られたくない人にばれちゃった！
二宮君は、メンバーの中でも智君の女性関係に一番厳しい人なのだ。
｢大変なことになっちゃった･････｣
私が放心状態で呟けば、智君は、私が焦る理由がわかってるみたいで苦笑していた。
ハッとした私は智君に詰め寄った。
ソファに座ってる膝を掴む。
｢さっき、二宮君に会いたいかって聞いたのどうして？｣
掴んだ手をやんわり外された。
｢･････言った？｣
｢言った！｣
｢じゃあ言ったんだな。 ･･････風呂上がりの一杯でもちょっと･･････｣
｢ごまかさないで！｣
膝をまた掴んだら、今度は外されなかった。
｢･･････ニノが、Aに会いたいなって言ってて｣
白状した智君。
私は胸の前で十字を切りたくなった。
万事休すだ。
でも･･････。
｢絶対、そんな優しい言い方じゃなかったよね？｣
｢･･････合わせろっつってたかな｣
｢ううん、もっと強く言ってるはず！｣
｢いつの間にそんなにニノのこと理解してんの？ ･････ずりぃ｣
｢智君、教えて？ 放っておいたら大変なことになるからっ！｣
するとようやく渋々教えてくれた。
｢変な女に引っ掛かってるんじゃないのかって。いつもは読めるのに今回まるで読めなかったのは、女の方が策士の可能性があんだって。･･････あとなんだっけ、あ、そうそう。見定めるから今度うちに連れて来いって。連れて来ないんなら、うちにしばらく居座るって言ってた。･･････ふー。よっしゃ、言えた言えた。･･･････一杯飲んで来ていい？｣
二宮君の、完全な戦闘態勢が窺えるその言葉に、私は蒼白になった。
わぁー！ 二宮君がやる気になってるよ、大変だ。
･･････でも、智君はちっとも焦ってないね。
どうして？
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ao(プロフ) - 萌和*さん» 萌和＊様おはようございます。ニノちゃん押しだったんですね。彼は現実でも妄想でもほんといい仕事しますからねー。うんうん、わかります。楽しんでいただけるといいなぁ〜。 (2019年8月10日 9時) (
レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - kikiさん» kiki様おはようございまーす！雄叫びありがとうございます。うふふ。ラブラブなのはほんと心の栄養ですよねー。活力お届けできるよう頑張りますので今後ともよろしくお願いします！ (2019年8月10日 9時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - keiさん» keiちゃん月末なんだね!? うちわ結局ウインクと投げチューとありがとの三種とりあえず作ることにしたよ。ほんと楽しいね！次は二宮君ちだよー。楽しんでね〜。 (2019年8月10日 9時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
萌和*(プロフ) - こんばんは！わーーー二宮さん家！ついに！にやにやが止まらない二宮くん推しです← 二宮さんが出てくるとは思ってなかったのでドキドキです〜次回も楽しみにしてます♪ (2019年8月9日 18時) (レス) id: 270b2e26c0 (このIDを非表示/違反報告)
kiki(プロフ) - ao様 ギァー\(//∇//)\ 2人のやり取りが可愛い過ぎて、ニヤニヤですよ！それに二宮さんまで絡みだして、ワクワク、ドキドキが止まりません（≧∇≦）これからの活力になる事間違いなしでございます。ありがとうございます！ (2019年8月9日 17時) (レス) id: 5bf90ac6c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ao
| 作成日時：2019年7月14日 9時
