4話 ページ4
私を抱く手が強くなった。
｢･･････でもリーダーのことは好きなんだろ？｣
すごい。見抜かれてる。
私はクスッと笑って頷いた。
｢大好き。でも、彼女にはなれないの。して貰えないの。好きって言っちゃいけないの。だから喋れるようになったこと、言えなくて･･･････｣
松本君はお手上げだとでも言うように天井を仰いだ。
｢待って。情報量が多くてついていけない。･･････彼女じゃ、ないんだ？｣
｢うん。今だって、大野君はきっと、あの人のところに行ってると思うし･･････｣
視線を落としたら、松本君の吐息が聞こえた。
｢･･･････Aちゃんの気持ち、リーダーは知らないの？｣
頷いて、私は松本君の唇に触れた。
｢松本君の、ここにキスしたら、困る人いる･･････？｣
｢･･････いないけど。リーダーが困るんじゃないかな｣
｢どうして？｣
｢･･････そんな気がする｣
そんなわけないと思った。困るとしたら、それは親心みたいなものだ。
｢私ね、ここを出て自活するの。そのためにも、松本君とキスしたいの｣
｢話が･････見えねぇ｣
｢フフ、ごめんね。･･････感じさせてくれるだけでもいいんだけど。でも面倒でしょ？だからキスだけ｣
目を見張ってる松本君。
｢感じさせてって･････｣
｢キス、していい？｣
松本君はお手上げだとでも言うように、天を仰いだ。
でもため息をつくと、私を斜めから見下ろすように見て言った。
｢･････されるよりする方が好みなんだけど？｣
｢じゃあ、してくれる？｣
唇を指で辿ったら、松本君の白い歯が緩くその指を噛んできた。びっくりして指を引っ込めたら、顔を近づけてきた松本君が、唇を触れさせる間際で、掠れ気味な低い声で聞いてきた。
｢ほんとにリーダーの彼女じゃない？｣
私は頷いた。
｢･･･････ほんとおまえ、自覚して？ 自分がどれだけ魅力的かってこと。こんな風に誘われて、拒否出来る男なんて･･････きっといないから｣
驚く程柔らかい松本君の唇が、顔を伏せるようにして重ねられた。
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ao(プロフ) - 萌和*さん» 萌和＊様おはようございます。ニノちゃん押しだったんですね。彼は現実でも妄想でもほんといい仕事しますからねー。うんうん、わかります。楽しんでいただけるといいなぁ〜。 (2019年8月10日 9時) (
レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - kikiさん» kiki様おはようございまーす！雄叫びありがとうございます。うふふ。ラブラブなのはほんと心の栄養ですよねー。活力お届けできるよう頑張りますので今後ともよろしくお願いします！ (2019年8月10日 9時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - keiさん» keiちゃん月末なんだね!? うちわ結局ウインクと投げチューとありがとの三種とりあえず作ることにしたよ。ほんと楽しいね！次は二宮君ちだよー。楽しんでね〜。 (2019年8月10日 9時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
萌和*(プロフ) - こんばんは！わーーー二宮さん家！ついに！にやにやが止まらない二宮くん推しです← 二宮さんが出てくるとは思ってなかったのでドキドキです〜次回も楽しみにしてます♪ (2019年8月9日 18時) (レス) id: 270b2e26c0 (このIDを非表示/違反報告)
kiki(プロフ) - ao様 ギァー\(//∇//)\ 2人のやり取りが可愛い過ぎて、ニヤニヤですよ！それに二宮さんまで絡みだして、ワクワク、ドキドキが止まりません（≧∇≦）これからの活力になる事間違いなしでございます。ありがとうございます！ (2019年8月9日 17時) (レス) id: 5bf90ac6c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ao
| 作成日時：2019年7月14日 9時
