2話 ページ2
｢とにかく、こんな寒いところにいないで向こうに行こう？ お茶とか飲める？あったかいの入れてやるから。立てる？ ･･･････服は？｣
私はまた首を横に振った。
｢ないの？ ･･････ったく、リーダー、どこで脱がせたんだよ｣
松本君は、完全に大野君を疑っているようだった。
違うのに。
松本君にも大野君にも、ごめんなさい。
･･････松本君にとったら、これは、大野君との情事の後に見えてるんだね。
想像したら、笑えて来ちゃった。
だって、そんなことあるわけないのに。大野君が私を抱くなんて、そんなことありえない。
･･････ありえない。
私がそばにいても、大野君はあのお姉さんの家に行くの。
涙が一粒、ぽとりと床に落ちた。すると後から後からこぼれてきて、私は手でそれを拭った。
拭いた拍子に肩から毛布が滑り落ちた。
｢Aちゃん･･･････｣
もう一度松本君が毛布を肩にかけてくれた。
｢何があったって？ ･･････リーダーに謝らなきゃならないことがあるなら一緒に頭下げてやるから。･･････泣くなって｣
励ますように言って、肩を抱いてくれた。
優しいね、松本君。
でも、大野君が私に謝るんじゃなくて、まだ何も聞いてないのに、松本君の中では私の方が謝ることになっているあたり、やっぱり大野君は愛されてるんだなって感じられて、微笑ましくなった。
絶対的な信頼だ。凄いね。
｢リビングに戻ろう｣
頷いて立ち上がりかけたら、足元がよろけた。
｢しっかりしろよ。･････またケツ見せることになるぞ。いいのかぁ？｣
からかうような言い方があったかくて思わず微笑んだ。すると松本君は軽く目を見張って、私をじっと見てきた。
｢やっぱり笑顔が一番似合う。･･････また同じこと言うけど、その笑顔見てると救われる気がする。赦されるっていうか･････。女神みたいな｣
女神じゃなくて、妖怪なんだけどな。
でも素敵なものに例えてくれて嬉しい。
今の私は存在価値がない気がしてるから。
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ao(プロフ) - 萌和*さん» 萌和＊様おはようございます。ニノちゃん押しだったんですね。彼は現実でも妄想でもほんといい仕事しますからねー。うんうん、わかります。楽しんでいただけるといいなぁ〜。 (2019年8月10日 9時) (
レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - kikiさん» kiki様おはようございまーす！雄叫びありがとうございます。うふふ。ラブラブなのはほんと心の栄養ですよねー。活力お届けできるよう頑張りますので今後ともよろしくお願いします！ (2019年8月10日 9時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - keiさん» keiちゃん月末なんだね!? うちわ結局ウインクと投げチューとありがとの三種とりあえず作ることにしたよ。ほんと楽しいね！次は二宮君ちだよー。楽しんでね〜。 (2019年8月10日 9時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
萌和*(プロフ) - こんばんは！わーーー二宮さん家！ついに！にやにやが止まらない二宮くん推しです← 二宮さんが出てくるとは思ってなかったのでドキドキです〜次回も楽しみにしてます♪ (2019年8月9日 18時) (レス) id: 270b2e26c0 (このIDを非表示/違反報告)
kiki(プロフ) - ao様 ギァー\(//∇//)\ 2人のやり取りが可愛い過ぎて、ニヤニヤですよ！それに二宮さんまで絡みだして、ワクワク、ドキドキが止まりません（≧∇≦）これからの活力になる事間違いなしでございます。ありがとうございます！ (2019年8月9日 17時) (レス) id: 5bf90ac6c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ao
| 作成日時：2019年7月14日 9時
