2話 ページ19
一番からかっているのは二宮君。
｢誰か万歩計持ってきてー。おまえの前世はコマネズミなんじゃない？よくそれだけ動けるね。直径三メートルの円の中で何歩動くつもりよ｣
その次に櫻井君。櫻井君がからかうなんて珍しい。
｢お嬢さん、さっきからお嬢さんが探してるガムテープだけど、腰のバンドに通してるそれは茶色いバームクーヘンだとか？ ああ、それならごめんね？アハハ｣
気配りの人の相葉君は、からかうんじゃなくて優しい声を掛けてあげている。
｢カホちゃん、働きすぎなんじゃない？たまには休みなよ？ ちょっと休憩して、後のことは岡田っちに任せてこっちでお茶でも飲んで行きなよ｣
一番親しそうなのは、彼女のことを｢カホ｣と呼び捨てにしている松本君だった。
｢カホ、ここのところのスカーフがすぐに落ちそうになるから、ここと、ここ、縫って留められる？ おまえなら出来るだろ？｣
･･････私の知らない間に、随分みんなと仲良くなっているカホちゃんとやらが気になって、私はダウンの中から出たくなった。
どんな子なの？
訴えたけど、でもやっぱり大野君は出してくれない。
もぅ〜。
意地悪しないでよぉ。
大野君の胸をポカポカと猫パンチしたら、大野君が変な声を出した。
｢アウッ･････｣
ん？ どうしたの？
｢･････やめて。そこ最近敏感だから｣
え？
わーっ、ごめんなさい、私ってば胸の小さなさくらんぼに向かって猫パンチしちゃってた！
でも、それでもやっぱり大野君は私を出してくれない。
どうしてかなぁって思っていたら、ややして理由が分かった。
大野君のところにカホちゃんがやって来た。
｢大野さん、楽屋着、今日はどちらのタイプを着られます？｣
｢じゃあ、そっち？｣
｢ふふ、どうして疑問形なんですか？ ではこちらに置いておきますね｣
｢あんがと｣
でもそれでカホちゃんは立ち去らなかった。
気配が近づいて、小声になると大野君に囁いた。
｢･･････この前はすみませんでした。今後は飲みすぎないように気をつけます。あんなご迷惑、二度と言いませんから･････｣
えっ、それ何何？
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juntea1054(プロフ) - m(_ _)m(^^)dm(_ _)m (2019年10月16日 14時) (
レス) id: f10e02d847 (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - juntea1054さん» コメントありがとうございます。早速山本様の画像を検索して見てみましたよ。美人さんですね！猫ちゃんぽい！お好きに想像して楽しんで貰いたいので、敢えて容姿や毛色に触れてないのですが、こんな美人さんだったら妄想もより楽しいですね！今後ともよろしくです！ (2019年10月16日 8時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
juntea1054(プロフ) - 私は今は黙っていて、フェミニン服の山本舞香チャンでしょうか？！マイペースで頑張って下さいませ、重ねてありがとうございます。これからもどうか宜しくお願いしますm(_ _)m(*^^*)m(_ _)m (2019年10月15日 5時) (レス) id: f10e02d847 (このIDを非表示/違反報告)
juntea1054(プロフ) - おはようございます、とてもロマンチックで素敵なお話をありがとうございますm(_ _)m(^^)dm(_ _)m 大野君と同棲中の美猫&うら若い美女は【特に人間美女の方は】芸能人ならばを想像したら良いかと楽しく考えておりますよ。 (2019年10月15日 5時) (レス) id: f10e02d847 (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - みゆさん» みゆ様こんにちは〜。コメントありがとうございます。お気持ち、伝わりましたよ〜。有り難くお気持ち頂戴致します。私も作っててずっとニヤニヤしています。おかげで頑張れます！ありがとうございました！ (2019年6月21日 8時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ao
| 作成日時：2019年5月25日 15時
