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4話 ページ5

ゆらりと立ち上がった二宮君が、ゲームを持ったままゆっくりと近付いてきた。

 二宮君は大野君の背中に覆いかぶさると、ゲーム画面を見せて、ここ押して?ってねだった。大野君がキョトンとしながら押すと、どうやら何が当たるかわからないレアな宝箱を開けて貰ったみたいで、そしていいものが当たったらしく、やった!って、今日1番のいい笑顔で覆いかぶさったまま喜んでた。

「ニノ、おもてぇ」

 のしかかられた重さで前のめりになり、机に突っ伏しそうになってる大野君。

 すると、俯せ気味になった大野君は、机の上に置かれていた私と目が合って、ンフフって笑って言った。


「相葉ちゃん」

「なになに!?」

「こいつめちゃんこ可愛いね」

「あ、うん! でしょでしょ?」

 行っといでって相葉君に送り出されたけど、集まる視線の目力の強さに、数歩進んで思わず立ち止まった。

 私は周りを見回した。

 凄い迫力だ。

 五人のイケメンが私を取り囲んで見ている。



 贅沢だなぁって、感動しながら足を踏み出したら、なぜか一歩目がつるって滑ってしまって、みんなに「滑った!」「猫って滑るんだったっけ!?」「緊張してんの?」「おもしれぇ!」って揶揄されまくった。

 机の上で、鈍臭い自分に猛烈に羞恥を覚えていると、大野君がひょいって私を両手で抱え上げて抱っこしてくれた。

「おまえ〜可愛いなぁ〜」

 ふにゃっとした声で言いながら目線の高さまで上げて、至近距離で私の顔を見つめて来る。


 綺麗な顔だなぁ!

 鼻高いし!

 のんびりした雰囲気の大野君だけど、やっぱり美男子なんだね!


 すると隣で櫻井君がいきなり身もだえ始めた。

「智君! あんまり可愛い声出さないでよっ!対処に困るから!」

 多分、四人の中で一番盲目の愛を捧げているのが櫻井君だ。理知的なキャラが崩壊しかけている。


 でも松本君もジワジワ来ているみたいで、片手で口を押さえて一人照れている。「智、可愛いじゃねぇか・・・・」って呟きながら。


 大野君は、鼻と鼻をくっつけて、鼻チュウしてくると、極上の柔らかい笑顔で「よろしくな」って挨拶してくれて、ポワーンとなりながらニャーンって返したら嬉しそうに笑ってくれた。

 みんなはそんな大野君を見て嬉しそうに笑ってる。

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ao(プロフ) - えべすさん» えべす様こんにちは。お越し下さってありがとうございます。頑張りますので、また是非遊びに来て下さいね。 (2019年5月26日 21時) (レス) id: 492f498e0a (このIDを非表示/違反報告)
えべす - ワクワクドキドキしながら読んでます!これからも楽しみにしてます。 (2019年5月26日 13時) (レス) id: 0ca7106291 (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - くますけさん» くますけ様いらっしゃいませ。私も自分で作って自分で読んで癒されて充電しています。お力になれて嬉しいです!私はくますけ様のコメントが力になりました。ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。 (2019年3月25日 9時) (レス) id: a016946e50 (このIDを非表示/違反報告)
くますけ - ao様こんにちは!この作品とっても好きです!VS嵐や嵐にしやがれがない週も、こちらで充電させていただいてます! (2019年3月23日 14時) (レス) id: d22e81891d (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - kamiさん» kami様こんにちは。癒しになれているとのこと、すごく嬉しいです。猫ちゃんにあまーい大野さん。まだ何作か書き溜めてあるんで、しばらくコンスタントにお届けできると思います。今後もよろしくお願いいたします。 (2019年3月22日 13時) (レス) id: a016946e50 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ao | 作成日時:2019年3月13日 9時

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