4話 ページ27
｢ほんと可愛いなぁおまえ。ちっこいし。人間で言ったら幼稚園くらいか？｣
大野君って普段あんまり喋らないけど家だったら喋るんだね。あと、すっごく甘い声。
自分が甘やかされてるなぁって心底感じる響き。なんだか声を聞いてるだけで喉がゴロゴロなっちゃう。
その後、筆を猫じゃらしに見立てて私と遊んだり、私の身体を触りまくって気持ちいいポイントを探すのに精を出したりして、ようやく離してくれた時には、こっちはもう、精も根も尽き果てた心地だった。
大野君、なんか家と外と違うね!?
明るいっていうか、やんちゃっていうか。
脱力していたら、綺麗なお皿にお水を入れて出してくれた。
美味しい！
｢にゃあ｣
ありがとう。
｢うめぇか、そっかそっか｣
頭をヨシヨシって指先で撫でてくれて、気持ちくって目が細くなる。
｢Aのイイトコもう覚えたから。覚悟しろよ？｣
な、なんの覚悟ですか？
｢にゃ？｣
｢ふふ。んな怯えんな。可愛がるだけだから｣
可愛がる？
大野君てばいちいち言葉がセクシーなんだけど。気付いてる？
ちょうどその時ピンポーンって鳴って、来客を告げた。
シマちゃん？
彼女だったらちゃんと挨拶しないとってキリッとして一緒に玄関について行って、ピンと背を伸ばしてお迎えしたんだけど、やって来たのは髪の短い、ほぼスキンヘッドの男の子の友達だった。
シマちゃんは家に猫を数匹飼ってるみたいで、猫グッズをたくさん持って来てくれた。
芸能人じゃない、一般のお友達みたい。
大野君は、こんな時間なのに心配になったらすぐにやってきてくれる、いい友達がいるんだね。なんか私まで嬉しいよ。
シマちゃんはヒールな見た目に関わらず、動物にも友達にも優しい人だった。
大野君の友達って感じがとてもした。見た目とギャップがあるところが同じ。大野君も歌い出したら別人みたいになるし。
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ao(プロフ) - えべすさん» えべす様こんにちは。お越し下さってありがとうございます。頑張りますので、また是非遊びに来て下さいね。 (2019年5月26日 21時) (
レス) id: 492f498e0a (このIDを非表示/違反報告)
えべす - ワクワクドキドキしながら読んでます！これからも楽しみにしてます。 (2019年5月26日 13時) (レス) id: 0ca7106291 (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - くますけさん» くますけ様いらっしゃいませ。私も自分で作って自分で読んで癒されて充電しています。お力になれて嬉しいです！私はくますけ様のコメントが力になりました。ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。 (2019年3月25日 9時) (レス) id: a016946e50 (このIDを非表示/違反報告)
くますけ - ao様こんにちは！この作品とっても好きです！VS嵐や嵐にしやがれがない週も、こちらで充電させていただいてます！ (2019年3月23日 14時) (レス) id: d22e81891d (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - kamiさん» kami様こんにちは。癒しになれているとのこと、すごく嬉しいです。猫ちゃんにあまーい大野さん。まだ何作か書き溜めてあるんで、しばらくコンスタントにお届けできると思います。今後もよろしくお願いいたします。 (2019年3月22日 13時) (レス) id: a016946e50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ao
| 作成日時：2019年3月13日 9時
